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政治不信

02 6月

ほど遠い“オールジャパン”
  今日は、朝からずっとテレビやラジオで「不信任案提出」問題をやっていた。政治家の皆さんはこの状況を自らどう思っておられるのだろうか。

  国民の目に、自分たちの姿がどう映っていると思っておられるのだろうか。いやしくも一国の総理に向かって、まるで子ども達が年下の者に接するような言葉遣いで話している。

  結果的には、本人達は国民の上に立つ政治家のつもりでいるだろうが、国民の側から見ればその程度の人間が政治を行っているのかと思ってしまう。

 かなりの者が、親の七光りで政治家になり、国民から乖離した生活を送り、ひとたび言葉を発するときは、まるで国民の生活や、痛み、苦しみがわかっているかのごとく、発言している。

  今回の大震災に対する対応のまずさは、与党は当然のこと、野党も責任があるのだということを政治家の先生はおわかりになっていないのではなかろうかと思ってしまう。

  テレビでの話だが、与党を追い詰める時にはかなり迫力ある某政治家の先生は、イラクがどこにあるのかもわからず、イラク問題を語っておられた。

  責めるときは、誰でも、相手の弱点さえ責めていればよいだろうが、ひとたび責められる立場に立ったら、責めていたときの勢いは最早見られず、別人のごとく弱腰になってしまう。

  与党も野党も、互いにこの国難に対して、まっとうな国会審議をすることによって対処してほしい。党首討論や国会での審議における言葉のやりとりは、子供以下であり、これでは、とても政治への信頼は得られないと思う。バラエティーに近い感じがする。

  今回の大震災によって引き起こされた原発事故は、学者や企業などと共に国策として強引に進めてきたかつての与党にも大いに責任があると思うが、必ずしもそうした認識はなさそうに思う。

  また、原発によって多大な利益を得てきた地方や国民にも、その責任はあるように思う。今になって、自分は正しかったかのごとく振る舞い、国や電力会社を一方的に責め立てる姿は情けない。

  もっともっと政治に関心を持ち、次世代に対する責任を持って政治家の動向を見守っていかなければ、永久に同じようなことが繰り返されるだろう。

  同じ原発に対しても、ドイツとアメリカでは大きく異なる。本件に於いても、多数の原発が存在する嶺南の中で、断固原発を受け付けない小浜のような市があることも忘れてはなるまい。

  私たちも、政治不信は政治家のみの責任ではなく、そのような政治家を選んだ自分たちにも大いに責任があるのだということを、今こそ自覚しなければならないだろう。

  不信任案は否決されたが、おそらくポスト管総理をめぐって、新たな政局が始まるだろう。この国の将来よりも、自分の将来のみを考えて行動するようなことではなく、後の世代に対して責任ある政治をしていただきたいと願う。

  私たちも、政治不信を人のせいにするのではなく、常に政治に関心を持って、よりよき人を国会に送り出していきたいと思う。

出資証券に印刷する『農事組合法人かたせ』のロゴマーク。アイディアは昨晩、絵を買う手順は目が覚めた真夜中に考えた。気に入ってもらえるかどうか心配だ。

(日記:午前中、『農事組合法人かたせ』のロゴマーク作り。出資證券などにつけるマークだ。組合の主要作物である米をモチーフに、強調した「+」で区民が力を合わせることを表現した。パソコンで、フォトショップを使ってデザインした。その後、家庭菜園を見周りトウモロコシに肥料をやり、土寄せをした。そして、苗や日用品や紙芝居用の厚紙を買いに出かけた。午後は、紙芝居の絵の整理とパソコンのファイル整理。あっという間に、一日が過ぎてしまった。)

 
 

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