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雪に思う

22 1月

道場の雪かき
  午前8時から村の道場(浄土真宗)の雪かきがあった。スコップとスノッパーを持って出かけた。たくさんの区民が集まったので、作業は順調に進んだ。人昔々と比べると、作業はずいぶん楽になった。

  以前は、屋根から多量の雪が道場の周辺の道路や玄関先に落ちるために、その後始末が大変であった。今は、3台の機械を使うために、人間が関わる手間はずいぶん省くことができる。

  雪下ろしの最中に、区民同士でいろんな話をすることができた。

数十人が集まった村の道場の雪下ろし。

  「一軒の雪かきには5万円かかった」と話す区民がいた。それも、お得意さんにならないと自分の思う日に来てもらえないということもわかった。業者にしてみれば、突然依頼された人よりも、毎年依頼される人を最優先する気持ちは理解できる。

  この金額が妥当かどうかというよりも、この金額を気軽に出せるかどうかだろう。乏しい年金の中から、シーズンに2、3回出すとなると、雪を恨めしく思うだろう。

  しかし、私たちの村は、新潟の山奥野人たちに比べたら、まだまだ少ないだろう。雪を恨んでばかりもいられない。雪を乗り越え、雪を楽しむこと、雪を活かすことが考えられないだろうか。

  雪のおかげで春には豊かな水の恵みを得て、米作りなどができるのだが、なかなかそうは思えないほど高齢者の多い区民を悩ませている。

  春のありがたさを一番感じているのは、やはり雪国の人たちだろうと思う。

  一口に福井県と言っても、雪に関しては、三国と福井と永平寺や松岡と勝山ではずいぶん状況は異なる。また、勝山と言っても、街中と山奥ではずいぶん違う。雪に負けない根性が今の世の中のどこかで生きることを願うばかりだ。

(日記:午前中、村の道場の雪かき。その後、鉄骨の車庫の軒先の雪を下ろす。午後は、事務所で数学のホームページ作り。今日は、あまり雪が降らなくて助かった。夜、家内と一緒に、NHKの朝ドラ『てっぱん』を6回分(10月18日から23日まで)を見る。なかなかいいドラマだ。)

 
 

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