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雪下ろしをしながら

20 1月

連日の降雪
  この頃毎日雪が降っている。一度に降る量はたいしたことがないが、毎日毎日降り続くと放置しておく訳にはいかない。一つは、自分の足の確保、つまり、車を確実に使えるように家の周囲を除雪しておくだ。

  ブルが来てくれることによって、車の走る道路は確保される。しかしながら、家の入り口に堅い雪を置いていく。これを取り除かなければ、車は道路へは出られない。特に私の事務所は、歩道を隔てて国道に面しているので、除雪車がひっきりなしに走る。

  そして、入り口に圧雪を置いていく。この堅い雪と歩道の除雪をしなければ事務所へ車を入れることができない。雪が降る度にこの作業は欠かせない。運動だと思ってやってはいるがかなりの重労働だ。高齢化していくと除雪作業は困難になるだろう。

降る雪の中で事務所の雪下ろし。かなりな運動量だ。腰が痛くなった。

  もう一つは、屋根の雪下ろしだ。道具は、昔と比べるとかなり進化して、軽くはなったが、屋根の除雪は人力に頼るしか方法がない。一度目の除雪は、屋根から下へ下ろすだけだが、2度目以降は下ろした雪が軒先につかえてしまう。下ろした雪の方が、軒先よりも高くなることもある。

  瓦でない屋根は滑り落ちてうらやましく見えるが、滑り落ちる場所を確保できない人には無理なことだ。また、危険でもある。従って、簡単には真似をすることができない。

  新潟の山間部の人たちはもっともっと大変そうだ。降る雪の量が違う。おまけに、若い人たちは都会へ出て行ってしまって高齢者が雪下ろしをせざるを得ない状況になっているのは悲惨だ。特に、今年は除雪中に事故を起こした高齢者が全国的にたくさんでた。

  雪を克服するための、建物のあり方を真剣に考えてもよいのではないだろうか。高齢者が屋根へ登らなくてもよいような屋根に改造することができないのだろうか。屋根に融雪装置を取り付ければいいのだが、現時点では高価すぎる。エネルギーをあまり使わない方法をみんなで考えるべきではなかろうか。

  家の周辺の流雪溝も、計画的な都市作りの一環として考えるべきではなかろうか。除雪道具も、もっと効率のよいモノを考えられないのか。新潟の山間部の高齢者の人たちが安心して暮らせる克雪法をみんなで考えられないのか。

  事務所の屋根の雪下ろしをしながら、考えていた。豊かな自然の中で安心して暮らせる地域を作るために、知恵を出し合わなければならない。そうでなければ、過疎化はますます進み、国土は荒れてしまうだろう(少し大げさかな)。

(日記:午前9時過ぎより事務所の雪下ろし。午後は、自宅の大屋根の雪下ろし。その後、下屋の雪を下ろしたら、下ろした雪が軒先につかえてしまった。このままでは、雪が沈んだときに、屋根が折れてしまう。それで、軒先を雪の中から掘り出した。これは重労働だ。3時過ぎから再び事務所へ行き「数学のホームページ」づくり。腰が痛くなった。)

 
 

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