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「春馬(はるんま)みたいに行儀が悪い!!」

09 7月

春駒太鼓の“春駒”とは?
 私は、「片瀬地区(私の集落)に日本一大きな大仏ができる」と聞いて、まず最初に考えたことは、子ども達のために何か郷土芸能をつくるということでした。そして、和太鼓グループを創設しました。今から約25年ほど前のことです。

 チームの名前を「越前勝山春駒太鼓」と決めた。「春駒」とは、「春の馬」の意味である。

 私の子どもの頃は、落ち着きがなかったり、行儀が悪いときには、決まって祖母から「こら!春馬(はるんま)みたいに!」と叱られたものである。家で飼われていた農耕馬は、冬の間は約4畳半ほどの小さな馬火屋の中で過ごします。

 そんな農耕馬が、春になり外へ出すと、暴れ回ってしばらくは仕事に使えないほどのものでした。外へ出たために、嬉しくて飛び跳ねているようでした。そんな姿を見て、祖母達は「春馬みたいに行儀が悪い!」と私達を叱ったものでした。

 今の子ども達にも、春馬みたいに“何かをしたくてうずうずしている”そんな元気な子どもになってほしいとの願いから、当時、幼児や小学校低学年の子ども達で作ったこの和太鼓グループに迷わず「春駒=春の馬」と名づけたのでした。

 多少行儀が悪くても“何かをしたくてうずうずしている”、そんな行動力のある前向きの子どもになってほしいという願いからでした。

再結成した春駒太鼓の演技

 

新曲「春馬」とは
 ここ一週間ばかり、“産みの苦しみ”を味わいました。再結成した和太鼓グループのために新曲「春馬」を作っていたからです。太鼓のリズムを作るために、10日間、篠笛のためのメロディーを考えるためにここ二日間考え抜きました。

 そして、今日の午後、ようやく出来上がりました。メンバーが自宅で練習できるようにとCDも作りました。全員若者ですが、働いているために、十分練習時間が取れないからです。

 この新曲に「春馬(春馬)」と名付けたのも、若者達が春の馬のように、元気いっぱいに生きてほしいとの願いからです。この新曲は、まず軽快であること、そしてメンバーの掛け合いが多いこと、楽しそうなことを頭に置きながら、作りました。固定した太鼓ではなく、持ち運びの出来る桶胴太鼓を担ぎながら、いろんな隊列を作って太鼓を叩くのです。

 できばえはまあまあだと思っています。振り付けについては、子ども達に任せています。きっと楽しい振り付けにしてくれるだろうと思っています。出番は、7月25日の「越前大仏夏祭り」と、8月15日の「勝山市の夏祭り」です。

 ここで、春馬のように元気はつらつとしたメンバーの姿を市民のみなさんに見ていただきたいと思っています。

(日記:午前中、祭りのポスターづくり。その後、勝山病院の形成外科へ。そして、午後3時まで新曲“春馬”のためのメロディーづくり。そして、和太鼓練習用のCDづくり。午後、7時から10時まで和太鼓練習。)

 
 

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