RSS
 

Archive for 4月 3rd, 2010

丸投げ全盛時代……これでいいのか?

03 4月

成熟社会では、手厚い行政の支援がある。農業、福祉、経済、……等の分野で様々な政策が次々と打ち出され、補助金を伴ってやってくる。一部の人間が考えた、全国一律的な様々な施策とそれに対する財政的援助、……。

国民は自分で考えることを放棄したのだろうか?
与えられることのみ望んでいるのだろうか。
自分で行動することをあきらめたのだろうか。
何でもかんでも行政頼みの人がどんどん増えている。

人の一生これでいいのか
最近の人の一生を考えてみればそれがよく分かる。
子どもが生まれたら幼児施設に、学齢期は学校や児童センターへ預けっぱなし。
これで子育ての楽しみを味わうことができるだろうか?
冠婚葬祭も全て業者任せ。
高齢者になれば施設へ預けっぱなし……。
いずれは自分に返ってくることになるだろう。

やむを得ない場合は仕方がないが、あまりにも“丸投げ”ではなかろうか?
物理的には他者任せでも、精神面まで他者任せでは、人間がモノ扱いになりかねない。

他人のせいにする前に、今こそ私達は自分の行くべき道を自分の頭で考えなければならないのではないか。

しかし、幼い頃から予め設けられた既定の路線に乗って育てられた子ども達は、大人になっても自分の頭で考えることは困難であろう。

プロの農家
 私の知っている限り、プロの農家は自分のビジョンをしっかり持っている。
他をあてにせず自らの企業努力によって経営しているために、農業政策に振り回されない強さがある。
制度に振り回されるのではなく、自分からそれらをうまく利用している。
突然補助金を打ち切られて路頭に迷うようなことがないよう、常に考えて経営している。
他に甘えているうちは、何事も成功しないことをプロの農家は知っているのである。

自分の頭で考え、自分の足で歩く
 国家の独立と同時に、私達個人も、国民としてもう少し自立しなければならないのではないか。何でもかんでも行政任せでは本当の充実感は得られないであろう。

丸投げ全盛時代!私達は何を自分自身でやろうとしているのだろうか?
自分でできることを自分でやらなければ生き甲斐は生まれないであろう。

「世界一豊かで、心の貧しい国?」と言われた日本は今、その豊かさも怪しくなっている。この頃は二極化が進み、何割かの人達が働く場を失い、文字通り貧困層が増えている。

今こそ、自分の頭で考え、自分の足で歩みたいものだ。

(日記:午前中雪囲いの片づけ。夕方、長女(福井)・長男(横浜)の夫婦とそれぞれの孫が二人ずつ、そして社会人2年目の二女(大阪)、私たち夫婦(勝山)の総勢11名が芦原温泉に集まって、私の退職慰労会開催)

 
No Comments

Posted in 政治