福井へ出る楽しみ
今日は7回目の送別会(歓送迎会)が福井であった。福井へ出るときの楽しみは、予定時間より少し早めに出て本屋へ立ち寄ることだ。
本を選ぶのはとても楽しいことだ。本を選ぶコーナーは決まっている。その中の一つに数学のコーナーがある。いつかは高校生向けの数学の参考書を書いてみたいという夢がある。
この程度で本にできるのかと思う本もかなりある。本の形になると、何か凄いことが書いてあるように思うが、読んでみると期待はずれのものもかなりある。
電車の中での楽しみ
電車で福井へ行く場合には、必ず充電してアイポッドを持って行くことにしている。その日の気分によって聴く音楽は異なるが、最近は『綾香』の曲にはまっている。しかし今日は、綾香を聞いた後、久しぶりにサムテーラーのサックスを聞きながら電車の中でうとうとしていた。 音楽が聴けるのは電車の中での楽しみの一つだ。
もう一つの楽しみは本を読むことだ。福井ではだいたい2,3冊の本を買って帰ることにしているが、それとは別に、いつも小さな鞄の中に1冊の本を入れて持ち歩いている。書籍の名前は、岩波新書の『教育力(齋藤孝著)』だ。
同じ本を何度も読んでいる。この本によって何か新しい考え方を獲得するというよりも、自分の考えに近い部分が多いので、自信を持つことができるからだ。
『教師自身が学び続けること』
「子どもの個性を伸ばす」というスローガンはもっともらしく聞こえる。しかし、教師自身が何か高みを目指して飛ぶ矢のような勢いを持っていなければ、学ぶ側に「あこがれ」は生まれない。
教えるという行為にばかり気をとられて、教師自身が学ぶことを忘れている場合が少なくない。学ぶ側はそれなりに進歩しているにもかかわらず、教師の側が10年1日の如くであるとするならば、年々若しさが失われる分、教師の魅力は減っていく。(『教育力』より)
最近、本県でも学力向上が叫ばれているが、このことを忘れてはなるまい。児童・生徒自身が学ぶ気になったときが、本当の学力が身につくものだと考えている。教師の背中での指導が望まれる所以である。