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Archive for the ‘芸能’ Category

豊年ばやしの新挿入芸

08 5月

馬の登場

 『片瀨豊年ばやし』は、「銭太鼓を振る部分」と途中に「農業に関する芸」を挿入することで成り立っている。後者の挿入芸は、ユーモアたっぷりに演ずることを目標にしている。

 これは、片瀬の銭太鼓が出雲の『安来節』とドジョウすくいに由来しているので、そのユーモア精神を引き継いでいるからである。すでに『米俵による力比べ』と『餅つき』芸を演じてきた。

 今回は農作業に欠かせない『農耕馬と農民』をテーマに新たな芸を考え出したいと思っている。しかし、まだ小道具も満足にできていないのに、本番の木田神社出演が一週間後に迫っている。

馬の調整を行う保存会のメンバー。

馬の調整を行う保存会のメンバー。

 今日は、銭太鼓の練習の後、馬をどう使うかを研究した。馬の前脚、後脚をどう動かすか、馬鍬に付ける紐の長さはどうかなどいろいろ話し合いながら決めた。

 今回は、「馬の芸」に関しては時間不足のため満足な芸を無理だろう。しかし、本番まで、練習だけはしっかりしようと決めた。私は、馬と同じ屋根の下で暮らした最後の世代ので、馬についての思い入れは人一倍あると思っている。

(日記 今日は今年初めての田植え助手の日だ。午前8時に軽トラを持って農舎前へ集合。肥料や除草剤を積んで現場へ向かう。途中で、田植機に苗を積み込んだり、肥料を補充したりしながら、午後4時過ぎまで作業。その後、家内と事務所で豊年ばやしの馬に使う道具作り。午後7時半から豊年囃子の練習。)

 

愛車の軽トラと共に田植えの補助員を務めた。

愛車の軽トラと共に田植えの補助員を務めた。

 
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郷土芸能第2弾

29 4月

自前の伴奏で

銭太鼓のエースが三味線にチャレンジ。二人ともギターを弾くので教え甲斐がある。

銭太鼓のエースが三味線にチャレンジ。二人ともギターを弾くので教え甲斐がある。

村に伝わる 銭太鼓
借り物のまま 約百年

新たに出直し 約四年
定着しつつ ある中で

出番も増えて 全国の
前で演技を やるまでに

育つ喜び かみしめて
さらに前進 してみたい

今度は生の 伴奏で
演技してこそ 本物だ

補助金いただき 買ったのは
三味に太鼓に 笛に鉦(かね)

練習開始 楽しいな
秋の出番の その日には

晴れの姿を 見せたいと
熱がこもるよ 練習に

(日記 午前、午後とも部屋の整理。途中で編曲作業。夜、ネットで楽譜を買った。1曲いくらかで購入すると自宅のパソコンにデータガ送信され、プリンタで印刷完了。便利な世の中になったものだ。午後7時半より区の集会場で三味線練習。村の銭太鼓保存会のメンバーが三味線を習いたいというので少しかじっている私が指導。)

 
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ドラム

14 4月

嵐を呼ぶ男

部屋の整理の 済んだ後
ドラム眺めて 思い出す

あれは二十歳の 少し前
裕ちゃん叩く ドラム見て

自分もできぬか 考えた
そして入った 軽音で

ひたすらドラム 練習し
バンドを組んで あちこちへ

あれからなんと 50年
ドラムを見ると 血が騒ぐ

ボリューム上げた イヤフォンで
ジャズやロックを 聴きながら

ドラム叩けば 気も晴れる
腕の動きは 悪いけど

ああ青春が よみがえる
下手になったが まあいっか

裕ちゃんほどじゃ ないけれど
青春の日々 思い出す

(日記 午前中は、事務所の部屋の隅に置く台を作った。午前中いっぱいかかった。その後、部屋の隅に置いてあったドラムを叩いてみた。石原裕次郎の『嵐を呼ぶ男』でのドラマーにあこがれて大学の軽音楽部で始めたドラムだ。アイフォーンにあるジャズやロックを叩いてみた。腕はかなり鈍ったそれでも気分はとてもよかった。午後2時からコンピュータを直しに福井から技術者が来てくれた。しかし、部品の不具合で3時間余りかかったが今日も完全には修理は終わらなかった。もう一度来てくださるという。来る人も大変だと思った。午後7時半から横浜の小学校4年生の孫の『爺ちゃん勉強』。)

 
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裸の大将

21 3月

録画して時々楽しむ
ある時、テレビのチャンネルをあちこち動かしていたら、山下清画伯の『裸の大将』をやっていた。以外の面白いので、録画して家内と二人で見ることにした。

再放送なので一回に2話ずつ放映されるのだ。ストーリーはかなりパターン化しているが、それでも、山下清画伯役の芦屋雁之助と出演者のやり取りが面白い。

特に、人情味の薄い現代にはない暖かなドラマだ。もうひとつ面白いのは、各回に登場する俳優だが、懐かしい名前が並ぶ。有名は俳優の若かりし姿が見られる。

懐かしいと同時に、時間は過ぎていることがよくわかる。それと同時に、自分も年取っていくことがよくわかる。

このドラマの毎回のエンディングは毎回パターン化している。最後には、「清」とみんなに呼ばれていた主人公が「山下清画伯」であることがばれるのだ。

水戸黄門は自らを黄門と名乗って悪人を懲らすが、このドラマでは「山下清画伯」であることがばれた瞬間に「清」はその場を逃げ出して旅に出るという設定だ。

とぢどき、涙が出る場面に出会うことがある。そんなわけで私はこのドラマを毎回録画して家内と二人で笑いながら見ているというわけである。

(日記 終日、区の総会の資料整理。もうすぐ総会だからだ。)

 
 

盛り上がる「左義長まつり」

23 2月

春を呼ぶどんど焼き
毎年、弁天河原でのどんど焼きを見ることにしている。今年も家内と二人でどんど焼きを見るために、午後8時過ぎに家を出た。

櫓の上で太鼓をたたく人たち。

櫓の上で太鼓をたたく人たち。

二、三の櫓で左義長太鼓を見た後、弁天河原へ向かった。御神火の行列が神明神社から弁天河原へ到着。午後9時かっきりに狼煙が上がり、一斉に各地区の御神体に点火。

炎の熱が橋の上から見ていた私達のところまで伝わってきた。あたりは明るくなった。この瞬間、勝山にも春が訪れたように思う。長かった冬も終わった。今年は、超暖冬だった。

今年も、家族が幸せになるようにと祈り、しばし「どんど焼き」を見ていた。そして、家路へ急いだ。途中で、「左義長ばやし」好きの末娘にメールをした。

終了直前で盛り上がる左義長ばやし。

終了直前で盛り上がる左義長ばやし。

(日記 午前中は、しばらく、パソコンのファイル整理。途中で例によって弁当を持ち、家内と二人で事務所へ行き、それぞれ自分のやりたいことをやった。私は、数学の参考書作り。事務所で弁当を食べて作業を継続。午後6時から横浜の孫たち家族とスカイプ。長女は風邪をひいて熱があるのでほとんど話をすることができなかった。それでも顔を見られてよかった。午後8時過ぎに左義長のフィナーレを飾る「どんど焼き」を見に出かけた。とうとう勝山にも春が来たという感じだった。)

 

一斉に点火されたどんど焼き。勝山に春が来た瞬間だ。

一斉に点火されたどんど焼き。勝山に春が来た瞬間だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「福餅」を焼くためにどんど焼きに近づく人たち。

「福餅」を焼くためにどんど焼きに近づく人たち。

 
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左義長まつり

22 2月

地区での取り組み
芳野町の知人が左義長を見に来るように誘ってくれた。芳野町は、本町通りとはやや離れている。そのために露天商の並ぶ本町界隈とは人の集まりが少ないように思われる。

それに対処するように地区での盛り上がりはすごいと思っている。作りものや行灯作りにも非常に熱心である。昨年から私の作った勝山小唄を取り入れてくれている。

今年の取り組みは、新たに地区内で大人の左義長コンテストをするというのだ。その時間にあわせて、家内と二人で出かけた。

短冊の色である「黄色組」と「緑組」にわかれて 左義長の技や楽しさを競っていた。新しい取り組みであると思った。そして、会場にいる20人の審査員が挙手して判定していた。

おそらく、このコンテストの導入によって地区ではどうしたら、左義長ばやしが盛り上がるかを考えて練習したのだと思う。この地区は、保存会とは別に県内外へ出かけて左義長ばやしを披露している。

外部からの目ではあるが、幼児から大人までが取り組んでいるので、益々左義長は盛り上がっていくだろうと思う。地区の伝統芸能を引き継ぐことは、単純そうに見えてそうではないと思う。

芳野町の左義長コンテスト「大人の団体戦」の一コマ

芳野町の左義長コンテスト「大人の団体戦」の一コマ

それは、マンネリ化との戦いになるように思う。「この程度でよいだろう」と思ったときから衰退が始まるように思う。現状維持も難しいが、向上させようとしたら、牽引役が不可欠だと思う。

そして、リーダーに従う実戦部隊もいなければ向上は望めない。まちづくりに通じるところがあり、こうした取り組みはまちづくりにもつながっていると思う。

ここ数年芳野町の左義長への取り組みを見せていただいているが、地区民による雪だるま制作や模擬店などもあり、地区の皆さんの努力には頭の下がる思いがする。参考になる部分が多い。

と同時に、自分には何ができるかを考えさせてくれるモデル地区でもある。来年はどうなるのか、ワクワクしながら他の櫓を回った。

(日記 午前中は、自宅でパソコンのファイルの整理。いざというときのためにパソコンのファイルをコピーしておいた。途中で村のNさんが来宅。午後は、事務所で数学の参考書作り。午後7時からは、芳野町の櫓を皮切りに、市内の全部の櫓を歩いて見て回った。地区の皆さんの盛り上がりに、祭りのすばらしさを感じて帰宅した。)

 
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お寺で創作紙芝居『親鸞聖人物語』を上演

20 1月

開き直ってやりしかない
今日は、市内の西宮寺さんで、ご住職さんや防守さん、そして、門徒の皆さんの前で創作紙芝居『親鸞聖人物語』を上演する日だ。

朝起きてから、最終的な構成を行った。その後、家内と最終的な脚本の読み合わせを行い、変更すべきところを手直しして印刷を開始した。午前11時になってしまった。

西宮寺さんへ到着し、少し休んで、パワーポイントで『親鸞聖人物語』を始めた。見てくださる方々は、どのような感想をお持ちだっただろうか。

『親鸞上人物語』に追加した絵

『親鸞上人物語』に追加した絵

専門家の前で上演するのだから、多少のプレッシャーはあるが、開き直ってやるしかない。専門的に親鸞聖人について勉強もしないで、図書館の本を頼りに筋書きを考えて脚本を作ったのだ。

今後、何度も推敲を繰り返してよりよいものにしたいという気持ちはある。お世辞だろうが、褒めてくださる方もいたので少し気持ちが軽くなった。

(日記 午前中は、紙芝居の最後の仕上げ。午後1時過ぎに、家内と二人で、西宮寺さんで創作紙芝居『親鸞聖人物語』を上演。ここ数日間の集中的な作業から解放された。やるだけのことはやったつもりでいるので、悔いるよりもこれからも手直ししながら、よいものに仕上げたいという気持ちのほうが強くなった。充実した数日間を過ごしたのも親鸞聖人のおかげかもしれない。夜は、のんびりと撮り貯めたDVDを見た。)

 
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終日『親鸞聖人物語』づくり

19 1月

校正の難しさ
昨年一年間かかって仕上げた創作紙芝居『親鸞聖人物語』の追加校正作業。話を分かりさすくするためにえを加え、文章を変えた。

「もうこれでよいだろう」と思うが、次々と直したくなる部分が出てきて終わらない。家内は、「脚本はまだか」と催促するが、思うようにことが運ばない。

今日中に完成させるつもりが、なかなかできない。かといって、手抜きして程々のところで妥協することもできない。何度を資料を読み返すと、話に影響する部分が少なくない。

それは、いろんな説があるからだ。しかも、既に、それぞれの説が寺で話されているからだ。「親鸞聖人の妻は玉日姫か恵信尼か、それとも、両者は同一人物か、それとも、両者が別人でありながらそれぞれが妻なのか」。資料でははっきりしない。

疑問は尽きない。資料を読んでも、それぞれ、いろんな説を述べているからだ。小説家も同様だ。だからと言って曖昧なままでは、話を組み立てられない。

勝手に創作しなければならない部分も出てくる。しかし、楽しい作業でもあった。図書館で、何回にもわたって資料となる本を借り、それらを調べる作業は楽しい。わからないことがわかるということは知的好奇心を満たしてくれるからだ。

(日記 終日、紙芝居作り。朝から深夜までパソコンを覗いていたので、目が疲れた。こんなことならもう少し早くから取り組めばよかったと思って悔やんでも遅い。今度こそ、もっと余裕を持って取り組みたい。)

 
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銭太鼓保存会新年会

18 1月

結成満4年
今日は、片瀨銭太鼓保存会の新年会だ。片瀨100年の伝統である銭太鼓、といっても4年前までの約100年余りは、出雲の『安来節』に合わせての銭太鼓とドジョウすくいを伝えてきたのだ。

それを4年前に、改めて『片瀨豊年ばやし』に合わせた銭太鼓とユーモアあふれる芸を加えて再出発したのだ。「♪いずーもー めいーぶーつー♪」では、余興になっても村の郷土芸能にはなり得なかったからだ。

片瀨豊年ばやしのコラージュ

片瀨豊年ばやしのコラージュ

しかし、長年伝わってきた“銭太鼓やユーモアあふれる芸”を生かしながら、片瀨オリジナルとして再出発したおかげで最近かなり郷土芸能として認められるようになった。

今年は、10月に勝山市で行われるエコミュージアムの全国大会に300年の伝統を誇る『左義長ばやし』と共に出演できることになった。

全国各地からやって来る皆さんに地元の郷土芸能としてみていただけるのは私たちにとっては非常に光栄なことだ。新たな挿入芸を加え、メンバーも充実して頑張りたいものだ。

(日記 二日前から今日の午前中一杯かかってようやく吉川英治氏の『親鸞』の上・中・下の三巻を読み終えた。作家の想像力に感服する。午後から新たな絵を加えたりしながら『親鸞聖人物語』の脚本の見直しにかかった。午後6時から『片瀬豊年ばやし』保存会の新年会。すき焼きを食べながら、今年の活動などを話し合った。)

 

 
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太鼓打ち始め

08 1月

九頭竜ワークで2チーム出演
今週の土曜日に、我が『春駒太鼓』は、九頭竜ワークショップの成人式・誕生会に出演することになった。今日は、成人チームの初練習。

出演するもう一チームは“親子チーム”だ。姉妹チームでもある。子どもの方は、大人が伴奏をして『左義長ばやし』も演じることになっている。

この九頭竜ワークショップだが、三十数年前には、入所者の皆さんといろいろ交流があった。また、入所者と職員に和太鼓を教えた経験がある。

親子チームのメンバー。

親子チームのメンバー。

また、クラス担任だった頃には、生徒達が誕生会で模擬店などを開いたこともある。私個人は、入所者に望まれてベッドサイドで数学を教えたこともある。

いろいろ交流のあった施設だ。今回は、久々の和太鼓出演である。楽しみでもあるし、出演する子ども達にとっては、よい経験にもなる。

(日記 早めに瓦版を作っておいたので、今日は比較的のんびりと過ごすことができた。夜の和太鼓の練習に備えて、久々に篠笛の楽譜を書いた。午後7時半過ぎから春駒太鼓の練習。成人チームは自主的に練習できる。私は途中から、顔を出す。太鼓の練習の後、篠笛の練習に付き合った。)

 
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