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Archive for the ‘政治’ Category

健全なる野党

07 10月

多数でもまれた意見
 いかに立派なリーダーであろうと、周囲にアドバイスできる人間を持たなければ組織を思わぬ方向へ持って行きかねない。

国家もまた同様ではなかろうか。戦争を始めたのも、負けるとわかっていながら戦争をなかなか止められなかったのも、真のリーダーがいなかったからではなかろうか。

今こそ、健全な野党が国家にも地域にも必要ではなかろうか。だからといって反対したり対立するだけの野党では役に立たない。今野党らしい働きをしているのは、もしかしたら与党の中の公明党かも知れない。

当分の間選挙もなく、圧倒的な数を頼みに与党が方向を誤ることのないよう、健全な野党とよく議論し、その中から進むべき道を定めてほしいと思う。

リーダーの力が強くなると、周囲は意見をしにくくなるものだ。そして、リーダーの暴走が始まるということは組織の大小にかかわらず起ころうることだ。

過去の日本を見れば、幾度も方向を誤ってきたように思えてならない。原発も未完の技術であることを忘れてはならないと思う。福島はいつになったら、復興するのだろうか。

土を凍らせて放射能を含んだ水を遮断できるのだろうか。そのコストは、維持費はどうなるのだろうか。何とかしなければならないということは分かるが、考えが甘くはないか心配である。

(日記 午前中は、家庭菜園作業。トマトの屋根を分解した。その後、ニンニクやタマネギを植える場所に黒マルチをかけた。これで、半日がかかってしまった。午後は、村の事務作業。一日はあっという間に過ぎ去ってしまう。)

 

 
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PM2.5

04 10月

昨日の日本
中国から飛来する有害な微粒子PM2.5が問題になっている。しかし、考えてみると、日本の産業の発展は同時に公害を産み出してきたように思う。

明治時代には、 足尾銅山の鉱毒垂れ流しが流域の渡良瀬川流域に大きな被害を与えた。現在では「日本の公害運動の原点」とも言われている。

大正時代には、 神通川流域では、農作物に被害が広がり、カドミウムによるイタイイタイ病が発生。

昭和に入ると、水銀による水俣病が広がった。最初は、猫などの小動物に異常な動作がみられるようになり、やがてそこに住む人間にも現れてきた。水銀に汚染された魚介類を食ベたからだ。

また、四日市の石油コンビナートの稼働による近接地域の呼吸器疾患の多数発生。これらは「四日市喘息」と呼ばれた。

その後も、新潟県阿賀野川流域で有機水銀に侵された食物を摂取したことにより第2水俣病が発生した。

東京近辺では、光化学スモッグが発生した。首都圏(東京、神奈川、千葉など)で、夏の運動場にいた生徒たちが眼やのどの痛み、めまい、呼吸困難、痙攣等の症状が多数発生したのだ。

これらは公害のごく一部だ。日本は公害先進国であったのだ。その経験をめざましい経済の発展している中国で生かせないのだろうか。

狭い地球で、信頼し合うよりも、被害者意識を持ち憎み合うことの方が遙かに多い。人間とはなんと悲しい動物なんだろうか。

中国の公害をどう見るか、発展途上国の公害をどう見るか。それらはいつしか傍観者である近隣諸国にも降りかかる大きな問題になり得るのだ。知恵を寄せ合ってほしいものだ。

 

今年は里芋もショウガも素人の私には大豊作だったと思う。どちらも希望者には差し上げたい。

今年は里芋もショウガも素人の私には大豊作だったと思う。どちらも希望者には差し上げたい。

(日記 午前中は、創作紙芝居の絵描き作業。午後は、親戚へ送るために里芋とショウガを収穫した。どちらもデキはよい方だ。その後、再び紙芝居の絵描き。夕食後家内と夜間ウオーキング。週3回は歩こうと決めた。

 

 
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消費税増税に思う

02 10月

政府や政治家に信頼感はあるか
来年の4月から、消費税率が現行の5%から8%に引き上げられることが決まった。 これは増え続ける日本の債務残高を少しでも減らすために行われるもので、社会保障費の支払いや赤字国債の発行を減らし、持続可能な国家財政を運営していくために引き上げられると言われている。

増税により税収が安定すれば、それによって政府は様々な施策を行うことができ、オリンピックを控えて 老朽化したインフラの整備や社会保障の拡張、教育制度の改革など様々なことに 予算を振り分けることができるようになる。

一方で、国民の負担は増加することになる。増税により国民が消費を手控えれば、経済全体の流れが悪くなり、日本国内の企業の業績にも悪影響が出る可能性がある。

そうなれば結局はその社員である国民の給与も減らされることになり、更に生活が苦しくなるという可能性もあります。消費税増税は、メリットとデメリット両方を伴っている。

消費税、医療費、年金などの増税に、円安、原油高などによる負担、一方では景気回復という割には給料は増えないというのが大多数の国民が置かれた状況ではないだろうか。

今回の消費税増税は頭ではよく理解できる。しかし、スッキリしないものがある。それは、政府に対する信頼感だ。政治家を信頼できるかどうかにかかっている。

今一度、消費増税の前にやるべきことがあるのではないのかを考えてほしい。税金の無駄遣い、議員定数の削除、天下りの排除、特殊法人改革など、予算執行の面では多くの課題がある。

政治家が自ら身を切る覚悟をしないで、納税者に負担増だけを求めるのは筋違いではないかと強く思う。他人に対する負担については「決められる」が自らの問題に対しては昔も今も「決められない」でいる。

やがて、国民の仕返しが来るのではなかろうか。政治に信頼があれば、北欧のようにもっともっと税金が高くても国民は納得するのに日本では今だその域に達していない。悲しいことだ。
(日記 午前9時頃から午後2時頃まで、『三室太鼓』の新曲の篠笛のメロディーづくりと大太鼓ソロを考えていた。かなり時間がかかった。今度の日曜日が三室祭りだ。うまく演奏してくれるかどうかが心配だ。)

 
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丸投げ全盛時代……これでいいのか?

03 4月

成熟社会では、手厚い行政の支援がある。農業、福祉、経済、……等の分野で様々な政策が次々と打ち出され、補助金を伴ってやってくる。一部の人間が考えた、全国一律的な様々な施策とそれに対する財政的援助、……。

国民は自分で考えることを放棄したのだろうか?
与えられることのみ望んでいるのだろうか。
自分で行動することをあきらめたのだろうか。
何でもかんでも行政頼みの人がどんどん増えている。

人の一生これでいいのか
最近の人の一生を考えてみればそれがよく分かる。
子どもが生まれたら幼児施設に、学齢期は学校や児童センターへ預けっぱなし。
これで子育ての楽しみを味わうことができるだろうか?
冠婚葬祭も全て業者任せ。
高齢者になれば施設へ預けっぱなし……。
いずれは自分に返ってくることになるだろう。

やむを得ない場合は仕方がないが、あまりにも“丸投げ”ではなかろうか?
物理的には他者任せでも、精神面まで他者任せでは、人間がモノ扱いになりかねない。

他人のせいにする前に、今こそ私達は自分の行くべき道を自分の頭で考えなければならないのではないか。

しかし、幼い頃から予め設けられた既定の路線に乗って育てられた子ども達は、大人になっても自分の頭で考えることは困難であろう。

プロの農家
 私の知っている限り、プロの農家は自分のビジョンをしっかり持っている。
他をあてにせず自らの企業努力によって経営しているために、農業政策に振り回されない強さがある。
制度に振り回されるのではなく、自分からそれらをうまく利用している。
突然補助金を打ち切られて路頭に迷うようなことがないよう、常に考えて経営している。
他に甘えているうちは、何事も成功しないことをプロの農家は知っているのである。

自分の頭で考え、自分の足で歩く
 国家の独立と同時に、私達個人も、国民としてもう少し自立しなければならないのではないか。何でもかんでも行政任せでは本当の充実感は得られないであろう。

丸投げ全盛時代!私達は何を自分自身でやろうとしているのだろうか?
自分でできることを自分でやらなければ生き甲斐は生まれないであろう。

「世界一豊かで、心の貧しい国?」と言われた日本は今、その豊かさも怪しくなっている。この頃は二極化が進み、何割かの人達が働く場を失い、文字通り貧困層が増えている。

今こそ、自分の頭で考え、自分の足で歩みたいものだ。

(日記:午前中雪囲いの片づけ。夕方、長女(福井)・長男(横浜)の夫婦とそれぞれの孫が二人ずつ、そして社会人2年目の二女(大阪)、私たち夫婦(勝山)の総勢11名が芦原温泉に集まって、私の退職慰労会開催)

 
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