頼まれるうちが華……か
昨年末に、鹿谷の知らないおばさんから
「佐渡おけさの踊りを教えてもらえませんか」
との電話があった。私は、ライフワークの一つとして盆踊り復活を願っている。そのため、できることなら、断らないで教えてあげたい。
今年も、北郷地区、平泉寺小学校の児童と先生方、退職公務員の皆さん、介護施設さくら荘の職員の皆さんなどあちこちで民謡の踊り方を指導させていただいた。
そんなわけでなんとか力になってあげたい。しかし、電話のあった時点では、私は「佐渡おけさ」の踊りなど全くできない。でもなんとかしてあげたい。そこで次のように電話をした。
{返事を一日待ってください」
そう言って電話を切った。私の頭の中には、“私が練習してできるならば、なんとかしてあげたい”という気持ちがあった。
電話を切った後、ネットで「佐渡おけさの踊り」と検索し、YouTubeを覗いてみた。当然のごとく、佐渡おけさの踊りが、いろいろアップされていた。これなら、私が少し練習すればなんとかなるだろう。そんな気持ちになった。
早速、YouTubeを見ながら、踊りの振り付け表を作った。そして、自分の部屋で手足を動かしてみた。指導する者ができないのでは話にならない。予習にかなりの時間を要した。
その後、電話がかかってきたので、引き受けることにして、練習の日時を決め、鹿谷公民館へ出かけた。みんな着物を着て待っていた。踊りを練習をしようとする人たちは、鹿谷地区のボランティアグループで年齢は、50歳、60歳、70歳代の女性10人だ。
「佐渡おけさ」は雪祭りで披露するとのことだった。「佐渡おけさ」とても単純な踊りだ。それだけに見ている人に感動をあたえようと思ったら、とても大変だ。なかなか民踊らしい体の動きやしぐさが身につかない。
今日は私の手持ちの編み笠を人数分持参し、練習の途中から、二人に笠を被って踊ってもらった。本番では、佐渡おけさらしい動きをしてくださるだろうか。少し気にしながら帰宅した。やるからにはしっかりと踊ってもらいたいと思う。
(午前中は、「佐渡おけさ」の指導。午後は、バンド練習の炭目のカラオケ作り。)