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重要な反対の意見

30 4月

反対は賛成の応援団
  政治の世界では、与党の提案に対して野党が反対する場合が多い。何でもかんでも反対というのはいただけないが、反対の意見に耳を傾けることが必要だろう。

  数を頼んで暴走することはよくない。反対の意見に耳を傾けなければいつかは、どこかで大きなしっぺ返しに会うような気がする。政治の世界であれ、会社であれ、教育現場であれ、反対意見に耳を傾ける余裕がほしい。

  例えば、原発を推進したくてどうしようもない勢力があったとする。数に頼んで反対者の意見に耳を傾けずに、推進したとする。何かことが起こったとき、後戻りのできない大変な事態に陥ることになる。

 反対者の意見をよく聞き、それらに対処できる安全策を施して推進するのと、反対意見を無視して、安易に推進するのとでは、同じ原発を推進するにしても、大きな違いがある。

  前者は、反対者の意見に耳を傾け、それらを説得するために可能な限り安全策を施して推進するので、事故の確率は低くなろう。後者は、反対者の意見を無視し、安全策を軽視して推進するので、事故が起こる確率が大きい。福島の原発事故画物語っている。

  結局、反対者があることによって、より慎重に事を運ばねばならず、それが結局、賛成者のためになると私は考える。言い換えれば、「反対は賛成の応援団である」と言うことになりはしないだろうか。

 ユダヤの格言の中に、「多数決で全員同じ意見=満場一致になった場合は、その提案は採択しない」というのがあるそうです。多勢の意見に流される「危険な愚行」を戒めた格言があります。

 日本では「満場一致」「異議なし」をよしとする風潮がある。しかし、満場一致の時こそ判断を誤りやすく、危険な兆候であると見抜いて警告をしているのだ。

 逆に、「賛同者が少ないアイディアにこそ大きなチャンスが宿る」という逆転の発想もある。憲法論議にしろ、TPPにしろ、与党は、反対者の意見を良く吟味し、対処してほしいと思う。

 結局、反対者の意見は、推進者にも役立っているはずである。どうも、この頃、与党は数を頼んで、猪突猛進しそう心配だ。どんな小さな集団でも反対者の意見に耳を傾けられないリーダーはそのうちに無視されるだろう。

茹で上がったわらび。ニシンと一緒に煮たら最高。

(日記 午前中、区の事務処理。その後、紙芝居『親鸞聖人物語』の脚本研究。思っていたよりも、話が難しい。子供の漫画などでは、上面だけで、全く理解できない。午後は、少し絵を描いた。4時過ぎに、家庭菜園へ行き、畑にマルチをした。家内はトウモロコシの苗を植えていた。午後5時近くに、後ろの大師山へ山菜を取りに行った。収穫は、タラの芽、ワラビ、そして少しの蕗。明日は山菜を楽しめるだろう。)

 
 

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