一斉作業
田舎に住んでいると年に何回かは地区総出の作業がある。午前7時に集会所へ集合。そのために、午前5時半起床。6時朝食。草刈り機のエンジンがかかるかどうかを確認。一年ぶりに使う草刈り機だが、軽やかにエンジンがかかった。スコップ、セイバも持って集会場へ向かった。
区長の挨拶の後、二台の軽トラックに分乗して定められた場所へ出かけ、道の両端の雑草を刈り取った。今年は、砂防堰堤の工事のためにダンプが行き来して、道の草はあまり生えていなかったので有り難かった。
予想以上に早く、終わった。その後、林道脇にある通称「横掛け」と呼んでいる清水の清掃をした。昔は、歩いて山へ登り、その行き来には必ずこの清水の水を飲んだものだ。また、大師山の頂上でキャンプしても、炊事のためにはこの清水のあるところまで下って、米をかしいだり、飲料水を汲んだものだ。
昔は一日に一回は大師山の裏側まで、出かけ薪を背中に担いで家まで運んだものだ。こうした作業は当時の小中学生なら当たり前であった。おかげで結構足腰が強くなったと思うが、今のこどもたちはこうした仕事から全く解放されている。
体力のないのは当たり前であろう。昔に返ることは出来ないが、昔は、大人も子どもも生きるためには一生懸命働いたものだ。一生懸命働く親の背中を見ていたら、さぼりたいとは考えてもみなかった。時代は変わったものである。
(日記:午前中、林道の草刈り。その後、午前11時頃から夜の10時頃まで、ほとんど休まず、算数・数学や理科に興味を持つためのアイディアづくりに励んだ。オリジナルなアイディアをえ出すのに本当に苦労した。何かの約意に立てばいいのだが。)