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雨の日もまたよし

18 9月

雨の日は創作三昧
  寝床にいるときから、雨の音が聞こえた。田舎の人間は、晴れの日が大好きだが、時々雨の日が混ざるのも嬉しい。晴れているとついつい「何か外で作業をしなければ」と思ってしまう。しかし、そんな考えは,雨の日には無用だ。落ち着いてパソコンに向かえる。

  今日の最初の作業は、CDのジャケット作り。自分なりにデザインし、歌詞カードも印刷した。こんな作業は手作業が多い。午前中の大半を使ってしまった。それでも、自分なりに満足できるものができたと思っている。

  午後は、ジャズのスタンダードナンバーとも言える『ウオーターメロンマン』のトランペットのアドリブ作り。私はトランペットを吹くわけではないが、編曲作業だけはやっている。でも、自分の作ったアドリブをメンバーがきれいに吹いてくれるととても嬉しい。

  アドリブは、ジグソーパズルに似ている。原曲のコード(和音)進行を生かしながら、曲のテーマとなるメロディーとは異なるメロディーを創作するのだ。それは、曲がりくねった川を自由自在に泳ぎながら演技するようなものだ。

  ついでにとローボーンのアドリブも作ってみた。これはたぶん使われないだろうと思うのだが。ところで、私は大学時代はドラムでレギュラーメンバーだった。しかし、今の『じいちゃんバンド』には後輩のドラマーがいるので、そちらにドラムを譲っている。でも、一曲ぐらいドラムを演奏できないか今考えている。

自作のCD『赤尾よいとこ』のジャケット。便利な時代になったものだ。若い頃このような環境があったらもっといろんなことができただろうに。

  和太鼓もそうだが、この頃、細かいリズムを打つとなると、昔できたはずだが、今はスムースにできない。悲しいことだ。でも仕方のないことだろう。プロ野球の往年の名選手が、東西やセパに別れて野球をやるのをテレビで見たことがあるが、どの選手も昔の華麗なプレイとはほど遠い。

  みんなできることができなくなっていくのだろう。しかし、できることもあるはずだと思う。できなくなることを悔やむよりもできることをやっていきたいと思う。今の私には、創作活動は、そんなに年には関係ないように思う。雨の日は、創作活動に限る。隣で家内も何かをやっている。「雨の日は落ち着くね」と言いながら。

(日記 午前中はCD作り。午後は、『じいちゃんバンド』の編曲作業。夜は、祭りの日の太鼓の「野良打ち」の練習。昔はどこの神社にも太鼓が一つ置いてあり、それを祭りに来た者が自由に打ったものだ。それを「野良打ち」と言う。修繕なった村の一つの太鼓を、我が太鼓のメンバー二人が叩いてみるのだ。一つの太鼓でどれだけ見ている人に楽しんでもらえるかが問題だ。ちなみに、一昨日の太鼓大会には、我がチームは大小19個の太鼓と銅鑼を使って舞台で演奏したのだ。)

 
 

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