やはり慣れが必要か
芳野地区のOさんのお誘いで芳野区の練習を3度見学させていただいた。そして、今日は、芳野地区の櫓に登らせていただき、太鼓を叩くことができた。
櫓の上で太鼓を叩くのは昨年に続き、これで二度目だ。でもまだぎこちない。音楽に自然に身体が乗るまでには時間がかかるかもしれない。いや、そんなことよりも私の歳で太鼓を叩く人など、ほとんどいないのではないかと思われる。
何とか、左義長太鼓を練習して、櫓のない地区の子ども達に伝えたいという願いを私は持っている。そのためには自分が体験しなければうまく教えられないだろうと思う。
私の地区は、いなかで左義長太鼓を叩いた経験がない。左義長太鼓は旧町内の一部の地区に伝わる祭りだ。そのために、左義長太鼓は見るだけのものだった。
しかし、高校で和太鼓野チームを創設したのを機会に、保存会の方に高校生に左義長太鼓を教えていただくようお願いをした。
そんな経験から、私の娘は左義長太鼓に魅せられている。大学受験の時期を除いて高校時代から、社会人になった今日まで、左義長保存会のKさんのお誘いを受けて上長渕の櫓に登らせていただいている。今日も昼から夜まで太鼓を叩いていたのだ。
私の方は、芳野の櫓では高校生に混じって太鼓を叩かせていただいたが、高校生の側から私を見たら、「他地区のおじさんが年甲斐もなくようやるわ」というところかもしれない。幸い、芳野地区には知っている人がたくさんおられるので、心強くはあるが、迷惑であるかもしれない。
とにかく、本格的な櫓の上で太鼓を叩かせていただいて満足できた一日だった。しかし、太鼓をもっと練習しなければならないとも思った。娘と親父が異なる地区の櫓の上で左義長太鼓を楽しむなんてそんなに経験できることではない。
芳野地区の皆さんに感謝。もっとうまくなって恩返しをしたいものだ。未経験の子ども達に左義長太鼓の楽しさを伝えたいと思う。未熟ながら、北部中学校の生徒とアメリカのALTの皆さんには、今年も左義長太鼓を教えさせていただいた。
(日記:午前中、パソコンのファイル整理。午後、北部中学校で和太鼓の指導。今日は保護者の授業参観日でもあった。北部中学校の音楽室で左義長太鼓の授業を行った。午後は、左義長を見に出かけた。夜は、芳野地区の櫓で左義長太鼓を叩かせていただいた。感激。そして、芳野地区の皆さんに感謝。)