里芋とショウガは村の特産物
先日の「農事法人かたせ」の総会で、理事長は「今、片瀬の特産物は聞かれたら、これというものがない。かつては村の特産物だった里芋とショウガを村の特産物にしたい。」と挨拶した。
例えばショウガだが、かつてはかなり有名な特産物だったと思っている。私の祖母も秋になると、背中にショウガを入れた籠を担いで、市内はもちろんのこと、大野方面(大野市内や上庄、美山)、福井方面は上志比、松岡辺りまで売りに歩いたものだ。
昔は、NHKのど自慢の冒頭に地域の特産物を持って出て紹介しながら地域を紹介したものだ。勝山で行われたのど自慢では、「かたせの里芋とショウガ」を持って出て全国に紹介したのだ。
それくらいのショウガが、種ショウガの高騰などで、採算が合わなくなってしまったのだ。どうしても、自前で種ショウガを保存することができないのだ。全国の産地では、それらをうまく保存して使っているのだ。
このような状態なので、初めから勝負にならないのだ。それでも、私は期待している。村あげて取り組めば、農業試験場などが支援してくれるかもしれない。いや、支援を要請すべきかもしれない。
ショウガは体温を上げることができる作物なので、低体温の多い現代人には非常に薬効のある作物だ。今日私は、ショウガ種を注文した。自分の家庭菜園ではなく、「農事法人かたせ」の畑を一畝借りて栽培実験しようと思っている。
かつての特産物だったショウガを再び片瀬の特産物にするにはどうしたらよいのか、私は素人ながら、実験したいのだ。ただし、経営優先ではなく、生き甲斐農業としてだ。私は、春が来るのを楽しみにしている。
農村の高齢者が生き甲斐のために畑に出るように、私も、自分の空いた時間を有効に使い、楽しみながらショウガを作ってみたいと思っている。強敵は、病原菌と害虫だ。天候も生育には影響するだろう。何とか、秋には収穫物を手に入れたい。
(日記:午前中、数学のホームページ作り。午後葉、家内と二人で車で久々の遠出。向かうは末の娘が働く大阪だ。PAなどで持参したオカリナを吹きながらのドライブだ。今、京都でこのブログを書いている。)