ここが我慢のしどころ
それにしても、雪がよく降る。午前8時半に村の集会所の雪下ろしが行われた。梯子をさして区民が順番に屋根に登り、スノッパーで雪下ろしを始めた。下ろした雪は、除雪機と小型のブルで排除。
2時間ほどで、重々しかった集会所の屋根は、軽やかになった。やはり仕事は、大勢でするのが一番だ。村では、このような作業の後に、お茶をして休憩することが多い。酒も出たが、私は飲まなかった。さらに自宅の除雪作業があるからだ。
村の作業の後、事務所裏の小屋とキウイ棚の除雪作業を行った。以前に、キウイ棚が雪でひっくり返り、キウイの苗も一緒に、地面から抜けてしまって大きな被害を受けたことがある。
キウイの枝と鉄骨の上に、1mを超す雪が積もっていた。もしも、今日雪下ろしに行かなかったら、小屋もキウイ棚も大きな被害を受けたことだろう。
現役時代は、主に、土・日にしか除雪作業ができなかった。緊急の場合には、夜、除雪作業を行うしかなかった。
雪下ろしのタイミングを逸して雪害に遭う人も少なくなかった。今年も、いろんな所で雪害が見られる。家屋の破損、除雪中の事故、怪我のあるなしはあるが屋根から滑り落ちた者は少なくない。
今日も、集会所での作業でいろんな情報が入った。屋根から落ちて入院した者、しなかった者などがいたし、家屋に被害を受けた者もいた。私もその一人だが。また、雪下ろし作業に集まった者のほとんどは60歳以上であった。
明日までは雪が降るという。勝山市でも、雪害対策室が設置された。市の広報車が除雪の注意と共に、融雪に水道を使わないよう各集落を回って訴えていた。我が家は井戸水を使っている。
誰もが、ここが我慢のしどころだ。何とか、早く晴れ間を見たいものだ。事故のないようにしたいと思う。自分も家屋も。天気予報によれば、少なくとも、もう一日は雪と戦わなければならないだろう。除雪作業で多少腕に力がついたように思う。
(日記:村の集会所の雪下ろし作業。その後、事務所裏の作業小屋とキウイ棚の除雪。午後は、自宅の排雪作業。休憩と除雪作業を交互に行った。まさに、雪かきサンデーであった。私もそうだが、市民の皆さんも。)