「残日録」に込めた想い
しばし中断していたブログ「いなかもん残日録」を再開することにした。この「残日録」という言葉だが、藤沢周平さんの「三屋清左衛門残日録」からヒントを得ている。
三屋清左衛門は、藩主に願い出て隠居生活に入った。しかし、隠居の日々は暇になるどころか、実際には町奉行が抱える事件や、知人やかつての同僚が絡む事件の解決に奔走することになる。三屋清左衛門は、藩の様々な人たちとのしがらみがなくなり自由になったために、現役時代よりも充実した生活を送り、諸問題を見事に解決していったのである。私には、理想の退職生活のようにも思える。
退職して社会とのつながりを希薄にし、趣味三昧の生活を送ることは私には耐えられない。退職時の挨拶で述べたように、「社会のため」「家族のため」「自分のため」の三つが割合は別としてもほどよくミックスしていなければと充実感は得られないと思っている。そんなわけで、このブログを再開したいと思う。せめて週に2~3回は書きたいものである。
新年に当たって
さて、新年に当たって、今年の自分のささやかな目標を考えてみた。
・猪野瀨地区の「活性化委員会」の活動を実のあるものにしたい。
・完成間近の「高校数学参考書」を仕上げたい。
・創作活動・郷土芸能活動・音楽活動・奉仕活動等を継続したい。
・晴耕雨読で家庭菜園作業等に親しむ。
・健康維持に努めたい(歩くことを中心に運動に親しむ)。
光陰矢のごとし
ぼんやりしていると、一日はあっという間に過ぎてしまい、それが重なって一年もあっという間に過ぎてしまう。無理はしなくてもよいだろうが、時間の浪費は避けたいものである。
その基準は、時間が自分にとって、価値があるかどうかできまる。また、創造(想像)的であるかどうかでも決まる。気負わずにゆっくりとスタートしたいものである。