20年分の教育関係市議会議事録を読む
一昨年途中から、中学校再編に関する説明会に出ているうちに、現在進んでいる『中学校再編計画』について疑問をも持つようになった。
「なぜ、勝山高校のグラウンドの中に勝山唯一の中学校を建設しなければならないのか」 これが、勝山市の子ども達のためになるのか?誰がこのような計画を発案したのか?誰が決めたのか?
そのうちに、このような問題について考えている団体のあることを知った。しばらくは集まりに参加していたが、途中からは自分で調べるようになった。
そこで、議会議事録を見ることから始めた。最初は、数年分しか議会議事録に目次がついていないので、教育関係の部分を探すのは大変な作業だった。議員の全ての内容を見なければどこに教育関係の記録があるのか分からないからだ。見出しも何もついていない、文字だけが並ぶ議事録から必要なものを探すにはかなりのエネルギーが必要だった。
たまりかねて、知り合いの議員に頼んで目次をつけてもらうようお願いした。しかし、今でも平成14年以前は目次がついていないのでそれらを見るのは大変だ。おそらく誰も見ていないのではなかろうか。
そして、私なりの理解は得られた。しかし、それらは決して納得のいくものではなかった。併設の相手となる勝山高校の教職員にはほとんど知らされないまま、一部の者によって強引に進めらた計画だからだ。
特に、不可解なのは、併設の相手校となる勝山高校の校長がこの5年間、毎年1年で交代しているのだ。そして一般教員には何も知らせないで転勤してしまい、計画が進められてきたからだ。
一般市民のほとんどは、何が起こっているのか全く知るよしもない。勝高界隈を文教地区にするのだとか、これで、高校の定員増が期待できるとか、ジオアリーナや長山を使えるとか、一部の情報ばかりをネットや広報誌で市民に一方的に知らせて現計画を進めている。
市民の納得のいかないままに、強引に進めた計画はきっと上手くいかないように思う。私は今でも再考を願っている。今ならまだ考え直す余地があると思うからである。