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アフターコロナ時代

08 1月

菌を避ける生活 近年は菌を避ける生活が当たり前になっている。除菌グッズ、無菌○○、そしてコロナが蔓延し、今や消毒やマスクが当たり前になっている。

 至るところで無菌でいることが多くなっている。幼い時代に雑菌と共に生きてきたわれわれなら今になって無菌、や消毒が当たり前になっても、かまわない。

 しかし、幼い頃から無菌あるいは菌の少ない環境で生活してきた子供たちは菌に対してどのように育つだろうか。聞くところによれば、今の子は砂遊びもままならないらしい。殺菌・消毒した砂がなければ砂遊びもままならないのだ。

アレルギー体質の増加 きっと、雑菌に対する抵抗力や免疫ができず、いろんなものに対して過反応を示すのではなかろうか。アレルギー体質の子供が増えるように思えてならない。杞憂に終わればいいが……。

 子供時代に一定の雑菌にさらされることはむしろよいことだといわれている。昔はあったのかなかったのか、スギ花粉症などの言葉を聞いたことがなかった。私たち子供は、田舎ではスギ花粉を浴びて育ったのだ。杉玉鉄砲遊びなどは、杉の玉を口にほおばり、それを弾にして、笹竹で作った杉鉄砲で飛ばすのだ。スギ花粉など気にしていては遊べもしない。

 私たちの子供時代も給食はあったが、アレルギーにたいして過敏な子供のために給食に特別配慮しなければならないようなことはなかった。今は、菓子などにもアレルギー物質と明示してある。そば粉が命取りになる子もいる。

一定の刺激を受けて育つことの必要性 子供時代に、いろんなタイプの子供と過ごすことも同様に必要ではなかろうか。特に、異年齢集団で過ごすことが必要だと思う。

 しかし、今は、同学年で過ごすことが多いようだ。従って、我慢をする、耐えるといった機会が減り、指導する、後輩を育てるといった機会もまたあまりないのではなかろうか。常に大人の敷いたレールの上を走るだけはいつかどこかで破綻がくるような気がしてならない。 

すべての子供の頭にDDTをかける。道ばたの草や麓の山のイタドリ・つつじの花はごちそうだった。

 
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