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Archive for 1月, 2016

PDCAサイクルについて

04 1月

「現状分析」が一番大切だと思う
物事を実行するのにPDCAサイクルが大切だと言われている。PDCAとは,一般に、P:計画,D:実行,C:評価,A:改善と言われている。

しかし、私は現役時代から、ずっとこのサイクル(流れ)には疑問を持っている。現状分析が欠けていると思うからである。現状分析は“analysis of present state”とも“present data analysis”とも英訳される。
そこで、「現状分析」を短く「A」(=“Analysis”)とすると、PDCAを繰り返すよりもAPDCを繰り返した方がよいと思っている。

雪のない正月となった。(→は我が家)地球温暖化の影響だろうか?

雪のない正月となった。(→は我が家)地球温暖化の影響だろうか?

例えば、「少子化問題」を取り上げるならば,「なぜ少子化が起こったのか」を十分分析してみなければならない。それをなくして、新たに、対策を立てて実行してもほとんど成果を上げないだろう。少子化担当大臣をおいて、この問題に長年取り組んではきたが成果はそんなに上がっていないのではなかろうか。

少子化を招く原因は、ざっとあげただけでも(現役時代に考えてみた)、数十の原因が考えられる。それらのうち克服できそうなもの、そうでないものを各方面から十分吟味して、対策を立てなければならないと思う。

物事を一面から見ているだけでは、PDCAのサイクルはそんなに成果が上がらないだろうと思う。少子化を考えるならば、身近な自分の集落の現状から始めて、各地区、町、市、県、……のデータを十分分析し、それらの原因を考察して始めてP(計画)のスタートに立てるのではなかろうか。

実際の問題で、いろんな人と話してみたいものである。早速、今月から実行開始である。

 

バランス

02 1月

バランスが欠けていては
世の中にはバランスが必要だと思っている。個人であれ、団体であれ、地域であれ、国家であれ、……。
一人の人間においてもバランスは必要だと思っている。「私は理系だ……」とか「私は文系だ……」という人がいるが、一人の人間の中にどちらも必要ではなかろうか。理系の学問をする人でも、どこかで文系的な思考が必要になろうし、その逆もあり得る。
“ワーク・アンド・ライフ”バランスと言う言葉があるが、働くことと日頃の生活のバランスがとれていなければならないように思う。人間は、働く機械ではないのだから。
「生きるためには、生活が多少犠牲にしても仕方ない」という仕事優先の生活を送っている人は少なくないだろう。しかし、「仕事(ワーク)と生活(ライフ)のバランスがとれている方が、仕事にも好影響があるように思われる。
特に、高齢化社会になった現代こそ、すべての人にワーク・アンド・ライフバランスが必要だと思う。
政治の世界でも、与党と野党のバランスは必要だと考えている。一強多弱と言われる今の政治の世界は、決めるという点ではメリットがあるだろうが、民意を汲み取る力に欠けるのではなかろうか。
今の世界情勢を見ていると、結局は力が幅をきかせているように思えてならない。軍事力、経済力……。力が幅をきかす世界では当分の間はテロのような問題が後を絶たないのではないかと気にかかる。力に対して文化の力で、世界の人たちが共存できないのだろうか。
勝つか負けるか、持っているかいないか、効率がよいか悪いか、といった価値観だけではなく、人間として心地よく感じるものにも価値を見いだすことのできる生き方をしたいものである。
 

 

ブログ再開~新年に当たって

01 1月

「残日録」に込めた想い
しばし中断していたブログ「いなかもん残日録」を再開することにした。この「残日録」という言葉だが、藤沢周平さんの「三屋清左衛門残日録」からヒントを得ている。
三屋清左衛門は、藩主に願い出て隠居生活に入った。しかし、隠居の日々は暇になるどころか、実際には町奉行が抱える事件や、知人やかつての同僚が絡む事件の解決に奔走することになる。三屋清左衛門は、藩の様々な人たちとのしがらみがなくなり自由になったために、現役時代160101 蘭よりも充実した生活を送り、諸問題を見事に解決していったのである。私には、理想の退職生活のようにも思える。
退職して社会とのつながりを希薄にし、趣味三昧の生活を送ることは私には耐えられない。退職時の挨拶で述べたように、「社会のため」「家族のため」「自分のため」の三つが割合は別としてもほどよくミックスしていなければと充実感は得られないと思っている。そんなわけで、このブログを再開したいと思う。せめて週に2~3回は書きたいものである。

新年に当たって
さて、新年に当たって、今年の自分のささやかな目標を考えてみた。
・猪野瀨地区の「活性化委員会」の活動を実のあるものにしたい。
・完成間近の「高校数学参考書」を仕上げたい。
・創作活動・郷土芸能活動・音楽活動・奉仕活動等を継続したい。
・晴耕雨読で家庭菜園作業等に親しむ。
・健康維持に努めたい(歩くことを中心に運動に親しむ)。

光陰矢のごとし
 ぼんやりしていると、一日はあっという間に過ぎてしまい、それが重なって一年もあっという間に過ぎてしまう。無理はしなくてもよいだろうが、時間の浪費は避けたいものである。
その基準は、時間が自分にとって、価値があるかどうかできまる。また、創造(想像)的であるかどうかでも決まる。気負わずにゆっくりとスタートしたいものである。

 
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