新春放談
かねてから勝山商工会議所会頭の荒井社長とはお互いに「一度お話ししましょう」と約束していた。これまでにも何度も話を聞かせていただいている。お互いに時間ができたので荒井社長のもとへお伺いして2時間ほどいろいろ話をすることができた。
私としては、社長の考えている「観光まちづくり会社(仮称)」についてお聞きしたかった。元旦の商工会議所会報『龍翔る町』にもあったように観光を勝山市の活性化を図る重要な産業に育てたいということはかねてから耳にしていたからだ。
確かに、勝山市は
・北陸新幹線の金沢開業などにより交流人口が着実に増加している。
・県立恐竜博物館は来館者が増加し80万人を超えている。
・白山平泉寺はJR東日本のデスティネーションキャンペーンで取り上げられたこともあり来客数が増加し、そのそうも変化している。(吉永小百合さんがCM 出演)
・年間楽しめるスキージャムや自然遺産が豊富である。
・道の駅も計画に上がり、中部縦貫自動車も一部開通し勝山へのアクセスもよくなりつつある。
こんな話や博物館に対する意味づけ、幸福度指数を重視し国作りを進めるブータンの話、その他勝山の観光資源を生かす話をいろいろ着かえていただき、私も多少持論を述べさせていただいた。
滞在型観光や教育プログラムを提供する観光旅行、体験事業など、考えられることはありそうだ。小・中・高校生が長期の休みを利用して何かを習得するプログラムもできるのではと私は思っている。
ずいぶん前に構想したがIT関係では鯖江市に先を越されたように思う。でも、今からでも「勝山グリーンバレー構想」を考えてみたい。これは、「シリコンバレーの勝山バージョン」だと思ってもらえればよい。そのために、現役時代には福井県で開催された国民文化祭で「IT甲子園」も実施してきた。しかし、今はじり貧である。どうにかならないか、焦りもあるが若い人に考えてもらえないだろうか。
約2時間半ほど自由に話す機会をいただいた。現在進行中や構想中のものもあり、ここにすべてを書くことはできない話もあった。いろいろ聞かせていただき、聞いていただき、ありがたいことだと思う。また、その後の「観光まちづくり会社(仮称)」の話を聞きたいものである。
(今日は、図書館で行われた読書会に、飛び入り参加。『戦場のエロイカ・シンフォニー(私が体験した日米戦)』(ドナルド・キーン+小池政行著)を題材に意見交換が行われた。男性は私一人であった。)