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ものの少ない生活

05 7月

行動範囲を取捨選択
 最近、我が家の行事の関係もあって、少しずつ家を片付けている。ものが少なくなった部屋は落ち着く。ものは、いつか何かに間に合うのではと思っているとなかなか片付かない。

 本とは、書籍なら、図書館があり、ネットがある。知識的なものならそんなに要らないはずである。しかし、自分が作ったり、記録してきたものは、捨てたらそれで永久にこの世から消えてしまう。

 だからといって、そんなに価値のあることをしているのだろうか。40数年間、教育に関わり、悪戦苦闘したり、書いたり、考えたりしたことだけは、簡単には捨てたくない。誰の役にも立たないだろうけれども。

 そんなことを考えているうちに、家の中には捨てられないものがたまっていくのだ。写真にしても、残したところで誰も見たりはしないあろう。ごく、少し残せばよいだけだ。しかし、たくさんのアルバムがあり、たくさんの思い出が詰まっている。

 こんなことを考えると、残さないでもよいものを、残しているようにも思える。しかし、こうしたことを繰り返しているうちに、少しずつ、ものが減っているのは間違いがない。ああ、いつになったら、家の中がスッキリするのだろうか。全ては、自分の気持ちにかかっているだけだ。

(日記 朝は、部屋の整理。午後、家内は外出。私は数学。果たして、こんなことをしていて価値があるのだろうかと時々思うが、また、勇気を出してやり続けているという感じだ。周囲の、高校生や昔の教え子達に励まされて。)

 
 

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