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芋とショウガ

01 10月

新年度に向け始動
慌しさも一段落したので、新しく借りた組合の畝を耕した。今年は、借りる畝の本数を減らして一本はにんにくや玉ねぎなどを植える場所、一本は里芋とショウガを作るためだ。

立派に育った我が家のショウガ。

立派に育った我が家のショウガ。

銭太鼓『片瀬豊年ばやし』を創作した際に“芋とショウガと旨い米”を歌詞に織り込んだ。そこで、自分で実際に作らなければと思って組合の畝を借りて栽培を始めたというわけだ。

法人の畝は自分の家庭菜園と違って、毎年場所がわかるので連作の心配がない。夏でも川から水を取り入れるので水撒きの心配もない。

おかげで素人の私でも、結構収穫することができた。ショウガについて思うことだが、農業関係の本では種ショウガの大きさはかなり大きくするように書いてある。

しかし、私は、種の大きさとできたショウガの大きさにはそんなに大きな相関関係はないと思っている。小さな種でも、結構大きなしょうがが取れる。

マニュアルよりも小さい種ショウガでもかなりの大きさになるものだ。勝負は根の生育では。

マニュアルよりも小さい種ショウガでもかなりの大きさになるものだ。勝負は根の生育では。

逆にかなり大きな種でも、小さなしょうがしか取れない場合もある。収穫時にそのあたりをよく見ると、種の大きさも大切だろうが、根の張り具合がショウガの大きさを決めているように思う。

同じ長さの畝で15Kgの種ショウガを植える人がいるが、私は半分の長さの畝で5Kgしか植えない。それでも立派なしょうがが取れる。今年も周囲の人から褒められた。

種の大きさも大切だが、畑の環境も大きいのではないかと思う。これは人にも似ている。環境が人を育てるのかもしれない。

根っこを立派に育てることで、水分や養分を吸収し、大きく育つのだ。人間も根っこを充分育てておくことが大切だと思う。植物の栽培と人間の生育には共通した部分が多いように思う。

来年の収穫を期待して有機肥料をたっぷり入れた耕耘作業。(組合の集団農場)

来年の収穫を期待して有機肥料をたっぷり入れた耕耘作業。(組合の集団農場)

それに、私の集落でも視察した某県の生姜産地では年間三十数回薬剤を散布するという。私はたった一度、早い時期に虫除けの薬を散布しただけだ。他の人よりも、圧倒的に薬の散布は少ないと思う。

(日記 今日は朝から、農作業。来年、里芋やショウガを植える場所とにんにくや玉ねぎを植える場所を作った。六呂師の牛糞堆肥や籾殻燻炭などを入れて耕し、雑草防止のために黒マルチをした。午後も作業は続いた。その後、荷造りをして、九州にいる家内の姉と私の妹に里芋と生姜を送った。ふるさとの味だ。)

 
 

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