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寺の役目

26 10月

寺は地域の学びの場
大野市の誓念寺で報恩講があり、子どもやその保護者が100名以上集まっている中で、家内と二人で紙芝居をすることになった。

お経があったり、話があったり、歌があったり、紙芝居(パワーポイント)があったりして、いよいよ私たちの出番となった。

目の前にいるのは、4,5歳児から小学校6年生までの子どもたちで、保護者と一緒にお御堂にいる。私たちは、急に演目を替えて、魔法学校の卒業生である狸のタン吉と狐のコン子が旅をする話『タン吉・コン子旅日記-大雨に負けないぞ-』を演じた。

魔法で恐竜に化けて、人助けをする話だ。いろんな恐竜が登場するのだ。勝山の恐竜を生かしたいと、数年前に書いた童話を紙芝居化したものだ。

会場は静まりかえっていた。子どもたちは集中して見てくれた。かつて大野高校で担任をしたMさんも母親になっていて、親子で見てくれた。

寺で宗教的な行事と共に、子どもたちが話を聞いたり、歌ったり、ゲームをしたりするのはとてもよいことだと思う。

恐竜紙芝居の一場面。いずれも狸のタン吉が化けたもの。

恐竜紙芝居の一場面。いずれも狸のタン吉が化けたもの。

かつて寺は、宗教の場であるばかりでなく。村の文化センターでもあったのだ。住民は、祈り、話を聞き、種々の芸能を楽しんだのだ。

高齢化が著しく進む地域にあっては、今また、住民の学ぶ場、交流の場、楽しむ場として、寺は大きな役目を担っているのではなかろうか。

紙芝居の後、ご住職(園長)夫妻としばし歓談。いろんな話をして、しばし楽しい時間を持つことができた。朝から、この紙芝居にかかりきりだったが、子どもたちが集中して、私たちの演ずる紙芝居に集中してくれたことが何よりもうれしかった。

(日記 午前中は、紙芝居をパワーポイントに変更したために、映像ならではの絵を描き加えた。午後2時頃家を出て、大野市の誓念寺へ。しばらく車の中で練習しながら、始まる時間を待った。たくさんの子どもが親子で見てくれていた。自分としては楽しい一日だった。充実した一日だった。)

 
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