災害列島
最近は天災が多いように思う。地震、竜巻、ゲリラ豪雨、豪雪、……、これらが毎週のように日本の各地を襲っている。私たちは、不安定な地球という「球」の上に乗っているのだ。
他へ行きようがない。そして、毎回災害が起こると、被災地の人は「生まれて初めての災害だ」という。「災害は忘れた頃にやってくる」と言われるが、全く被災経験のない地区をも遅う。
と言うことは、どの地区もいつ何時、災害に遭うかが分からないのだ。特に、水害なども頻繁に起こるようになった。ひとたび雨雲が停滞するとゲリラ豪雨だ。あっという間に河川は氾濫し、道路は寸断し、崖崩れなども起こる。
時には、橋や鉄道までも流される。全く他人ごとではない。災害が起こるたびに、集落は孤立し、ヘリコプターでなければ安全な所へ避難できない。
災害が起こるたびに、山間地は過疎化に拍車がかかりそうだ。かくして人は都会に集中し、田舎はますます人が減り、生活環境が悪化する。河川を治めることは簡単ではない。
最近は、道路が舗装され、河川もコンクリートで固められるようになった。一方、山も整備されたが、防災という観点から考えると危うい。
保水能力が低下し、水は勢いよく流れ出る。おまけに、水の逃げ場がないのだ。限度を超えた雨が降ると被害は大きくなる。自然災害の他に、犯罪も後を絶たない。
テレビで見ていると、手の付けようがないくらいの荒れ様だ。今山口県で起こっていることは、少し前の福井大豪雨の様相を呈している。とにかく、梅雨が終わって雨が止み、熱くても太陽が顔を出す夏になってほしい。
(日記 終日、和太鼓練習用の楽譜とCDづくり。午前、午後とも、せっかく作ったデータを消去してしまい、3時間ほど無駄になってしまった。気をつけなければならない。外は雨。我が勝山も、ここ一両日中に、7月の降雨量の半分以上が降ったらしい。「生まれて初めて」といわれるような大災害に遭わないように祈るばかりだ。)