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神仏習合

08 6月

神社総代会に出席して
  福井県神社庁大野勝山支部『神社総代会総会』が、午前9時半から大野市のテラル越前大野支店で開催された。平成24年度の事業報告・決算報告、平成」25年度の事業計画(案)・予算(案)などが審議された。

  その後、記念講演が行われた。講師は、福井県立歴史博物館主任の河村健史氏で、演題は「奥越の神仏」とあったが、実際には『神仏習合』についてであった。

  いろいろ面白い視点で話を聞くことができた。冒頭、
    神の本質:見えない、見せない
    仏の本質:見せる、見える
との話があった。そして、河村氏は、神と仏の最大の違いは、「隠す」と「見せる」と定義された。

  この違いが、全てに現れていると思った。仏教伝来以来、両者は融合していく。そして、仏教に習い、神社ができる。見えなかった神の存在が少しずつ見える方へ近づいていくのだ。

  わらに、神道の頂点である聖武天皇が、公式に仏教帰依を表明し、大仏を建立するなど、両者はさらに接近し、姿の見えなかった神が仏教に習い、神像が出現する。

  外国では、宗教が異なればすなわち戦争になることが多いが、日本では両者が共存していく。しかし、明治政府により、神仏分離が実施され、多くの歴史と文化財が失われた。

 それでも今は、我が家のように神様と仏様が存在する家庭は少なくないのではなかろうか。宗教が異なっても、平和的に共存できる日本のよさは世界にアピールできるものの一つではなかろうか。

子どもたちはノリノリで自由に左義長太鼓を叩く。「もっと」という声が出てくる。太鼓を楽しんでいるようだ。

(日記 午前7時より防火訓練。男性による『片瀬自衛消防隊』と『婦人消防隊』の訓練に参加。午前9時半より大野市で行われた『神社総代会』に区長として出席。午後2時から村の道場で行われた『永代経』にお参りし、説教を聞く。今紙芝居を作っている親鸞聖人についての話があった。午後4時過ぎより、親子和太鼓教室。午後5時半より7時過ぎまで農作業。午後5時半より壮年会にオブザーバーとして出席。酒を飲みながら村のことについて語り合う。忙しい一日だった。)

消防署員からポンプ操法を習う『片瀬婦人消防隊』の皆さん。

 
 

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