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悩み抜いた親鸞聖人の生涯

10 6月

仏教の変遷
  今、お寺のご縁で紙芝居『親鸞聖人物語『』の紙芝居制作中である。この半年間、親鸞聖人について書かれたいろんな書物を読んでみた。そして、だいたい絵も完成させた。今脚本を制作中である。

五木寛之氏の『親鸞』第三部完結編を知らせる福井新聞記事。

  しかし、この作業は簡単ではない。恥ずかしながら、今頃、五木寛之氏の『親鸞(上・下)』を購入して読んでいる。五木氏は、福井新聞にこれまで「第一部」、「第二部」と間を開けた連載されたのだ。

 私が購入したのは、「第1部」の2冊だ。最初はハードカバーだったのが、今は安価な文庫本になっている。第二部はまだ文庫本にはなっていない。しかし、私は二部の全てを、新聞の切り抜きスクラップして持っている。

 この7月1日から「第三部」が始まるという。今度もまた全て切り抜いて保存しておきたいと思う。今、五木氏の「第一部」を読んでいるが、非常に面白い。

  五木氏は後書きで次のように述べておられる。「安楽房その他の登場人物は、私の想像の中で様々にふくらませてもらった。実在の人物とは異なる物語の登場人物としてお許し頂きたい。」と。

  親鸞聖人の生涯に迫ろうとすると、どうしてもそうならざるを得ないと思う。私も村の道場で何度か宗祖親鸞聖人の伝記として書かれた『御伝鈔』を聞かせていただいたが、ほとんど理解不能であった。

 今回は、先ずは自分がその一端でも理解できるようにと紙芝居化しているつもりだが、まだまだ納得できていない。これまで読んだ書物の中から、最大公約数的に、物語を作り、脚本を書きたいと苦労している。

現在制作中の紙芝居『親鸞聖人物語』の一場面。

 伝記とは違い、人間親鸞聖人に少しでも迫ることができればと思っている。実在する人物を登場させながら、自分なりにストーリーを展開したいと思っている。宗教家としてよりも、一人間として悩み抜いた90年の生涯は、私にとっては大いに興味がある。

 現代人にも何か伝えずにおかないように思われる。少しでも、人間親鸞聖人の生涯について知ることができれば今回はそれでよしとしたいと思う。今は、全く何も知らないのだから。

(日記 午前中は、区の事務処理。午前10時より人と会う。その後、区の会計処理。午後は、土手の草に除草剤を撒く。その後、イチゴの植えてあった畝を耕す。雨が降らないので畑の土はカチカチであった。午後7時から猪野瀬地区の区長会。終了後、公民館で雑談。帰宅は午後10時過ぎだった。)

 
 

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