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失われていく地域のよさ

24 6月

時代は進むが
  終戦後、60数年が経過した。まもなく70年だ。時代は進み、生活環境もずいぶん変わった。私の生きた時代は、正に日本が物質的にどんどん豊かになっていく時代だった。

  昔は、一家に一台しかなかった自転車。今は、大人の家族の数だけ車があるといっても過言ではない。一家に1台ラジオがあるだけだったのに、家族の数だけテレビがあるようになった。それも映りのよいハイビジョンテレビだ。

  かつては、冷蔵庫も洗濯機もなかったし、水道もなかった。炊飯器も、ガスも電子レンジもなかった。煮炊きも風呂も全て薪だった。何をするにも時間がかかった。しかし、その中で人と人との交わりがあったように思う。スローライフというやつだ。

  娯楽のあり方もずいぶん変わってしまった。昨今は、自ら作り出したり考え出したりして楽しむよりも、業者の作ったものを使って楽しむ方向に変わってしまった。人間が受け身的になってしまった。

  世界中が同じゲームで遊ぶような時代になってしまった。今後こうした傾向はますます強くなるだろう。こうした傾向が強まるにつれて地域のよさはどんどん失われていくように思う。

  今や、人も、モノのように消耗品として扱われているように思う。人間はいろんな世代に混じって社会を作るのが最も自然ではなかろうか。地域の少子高齢化、限界集落……と、高齢者のみが増える状態は不自然ではなかろうか。

 東京都議選で自民党が圧勝した。民主党は惨敗。国政選挙もこのようになるのだろうか。地方の衰退をどうしようというのだろうか。いつも、置き去りになるのは一般大衆であるような気がする。地方の人間であるような気がする。

  次は参議院選挙だ。健全な野党が育たないと、日本にとっては、不幸になるような気がする。歴史に学べば、一党独裁が世の中を正しい方向へ導くのは非常に難しいように思う。

創作紙芝居『越前大野はげっしょ鯖物語』の一場面。

(日記 午前中から、紙芝居の絵描き。ようやく創作紙芝居『越前大野はげっしょ鯖物語』の絵を描き終えた。後は、脚本を作ればよい。夕方6時から横浜の孫との『爺ちゃん勉強』。その後、家内とウオーキング。忙しい一日だった。)

 
 

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