多少の犠牲を覚悟して
以前は大根の種を播く前に、農薬を先に撒いておいた。しかし、成長過程で選って食べるとなると心配だ。そこで、無農薬で育てている。大根の芽が出て葉が少しずつ大きくなると、チョウチョが飛び回り、卵を産むのだ。
しばらくすると、青虫が生まれて大根の葉をかじる。家内は,せっせせっせと青虫取り。この時期も農薬をやるチャンスだがそれもしない。こうして、青虫と闘っているうちに、大根はどんどん成長していくのだ。
全てが犠牲になることはない。多少青虫に葉をかじられることを計算に入れておけばよい。最終的には、立派な大根になり、成長の過程で間引いた大根は全て食卓に上るのだ。私の大好物は、アゲと一緒に煮た大根葉の味噌煮だ。
某生姜の特産地では、30数回農薬をやるというのだ。我が家の生姜は、虫害を防ぐために1度だけで済ませている。自分が食べるものとなると、最小限の農薬で済ませたいと思う。
作物を“商品”とするのか、“食物”とするかで 農薬の使い方は大きく異なる。消費者に好まれるようにするには、見た目が重視される。そうなると、農薬は多くなる。虫も食べない、きれいな野菜よりも、虫も食べたくなる、見た目のそんなによくない野菜の方が安心できるのではなかろうか。
(日記 午前中は、家庭菜園作業。よく晴れてとても暑かった。耕した畝に、たっぷり牛糞堆肥を施し、雑草よけのマルチをかけた。夕方家内が大根の種を撒いた。芽が出て成長していくのが楽しみだ。午後7時半より、新メンバーの和太鼓特訓。いよいよ本番が一週間後に迫り、練習に熱が入ってきた。)