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法人の仕事は苗運びから

10 4月

米の一貫生産へ
  午前6時起床。午前6時45分に「農事組合法人かたせ」の農舎前へ集合。今日は、酒米の苗運びの日だ。芽出しをした苗を北部中学校横のJAのカントリーから数台の車を使って、法人の農舎横のビニールハウスまで運ぶのだ。

  そして、ビニールハウスの中で2、3週間、水をやりながら成長させて、田植機で田んぼへ植えるのだ。箱に土を入れ、種を播き、芽出しをする(ここまではJAが行う)。その後、この苗をビニールハウスへ運び、温度をかけて田植機で植えられるようになるまで成長させるのは我が区の法人の役割だ。

  田植えの後は、稲を刈り取ると再び、JAのカントリーへ持ち込み、乾燥し、臼すりを行って、玄米にし、それを飯米として受け取るのだ。繊維産業のように、中間だけを請け負うのだ。苗を生長させて田んぼに植え、それを刈り取るまでが、農家の仕事というわけだ。

  前後は、JAが引き受けるが、かなりの出費を伴うことになる。おまけに、我が片瀬で収穫した米も近隣の地域で収穫した米もJAのカントリーでは一緒になってしまうのだ。自分たちの村で作った米を自分たちが食べられるとは限らない。

早朝からの苗運び。田植機で植えられるようにハウスの中で育てるのだ。短時間だが腰の痛い作業だった。

  そこで、昨年から、刈り取った籾を自前で乾燥し、臼すりまでを法人が行うように、農舎に乾燥機などの設備を導入したのだ。これで、最初の籾の芽出しを除いて自前でできるようになった。

  また、少量だが、自前で籾の直播きを始めたので、米作りの作業を全て我が地区でやることもできるようになりつつある。直播きの場合は、かなりの省エネになる。しかし、収量も落ちるので、どちらが経済的かを考える必要があるが。

  そのうちに、福井産コシヒカリであっても、オリジナルな名前を考えて販売できればという夢を持っている。TPPに加盟してもどうにか米作りができる仕組みを今のうちから考えておかなければならないだろう。

 消費者に信頼される米作りのために、美味しい米を作らなければならない。そんなことを考えながら、芽出しした苗箱運びを行った。たくさんの人がいたので、1時間余りの作業だった。

(日記 午前6時45分より芽出しした苗を運んだ。その後、区長の仕事をしながらダルビッシュ投手の初登板をテレビで見た。彼は、かなり緊張していたようで、最初のバッターにストレートのフォアボールを出し2回までに5点も取られてしまった。おまけにイチローに3安打。しかし、身方が11点も取って亜kれは勝利投手になった。相当緊張していたようだが、おそらく試合後のインタビューでは「緊張した」とは言わないだろうと思った。案の定その通りだった。次回の登板に期待したい。午後は、植木や家の北側の雪囲いを外した。午後7時から「第1回猪野瀬区長会」。区長の役割分担や行事計画などを審議した。今年は忙しくなりそうだ。)

 
1 Comment

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  1. Norio Yama

    2012年4月11日 at 6:02 PM

     どんな組織であれ、リーダーになる人は大変ですね。リーダーでない人は、リーダーの苦労が分からないからです。その反対に、リーダーは時には部下のことが分からなくなることもあります。
     双方が理解し合うには、コミュニケーションが大切ですね。私は、区民の皆さんの意見や提言、要望などをどのようにして汲み取るかを考えています。一部の人だけで、区を運営するのはよくないと考えるからです。その代わり、区民は皆、区のために何ができるかを考えて欲しいと思います。無理なことではなく、自分のできること、自分の時間のあるときに、何か地域のためになることを一つでもやっていただけないかと思っています。みんなでやってよかったと思えることを一つでもできたら、地域はよくなると考えています。