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中国の若者達

20 4月

中国技能実習生にに講話
  大野市の研修センターで中国から来た技能実習生に日本の文化と習慣について講話をすることになった。これで2回目だ。来月にも同様の講習がある。

熱心に講義を聴く中国研修生の皆さん。

  彼らは、中国で約3ヶ月間、日本語や日本についての講習を受け、さらに、日本で約3週間の導入講習を受けて各職場へ派遣されるのだ。今回のメンバーは講習後、福井県内屋石川県内へ派遣されるメンバーだ。

  少し、日本語ができるがまだまだだ。通訳は派遣先である中国から研修生と一緒に日本へ来た人であった。 研修センターの中国人のスタッフは、「なるべく優しい日本語で彼らに話かけてほしい」と依頼された。

  日本人が早口で話すと、彼らは意味が分からないので話を聞こうとせず、通

家内のリードで日本の歌「ふるさと」を歌う中国研修生の皆さん。

訳の言うことしか聞かないようになるとのことであった。身振り手振りをまじえてゆっくりと話した。

  研修中の態度は見事であった。部屋へ入るなり、全員が起立して迎えてくれた。私の話すことをメモする彼らの目は輝いていた。日本で働くぞという姿勢がありありと見えていた。

   石原発言などで日中関係は微妙であるが、今私の目の前にいる中国研修生は素朴で真面目であった。私は日本文化に触れる前に、「あかおやま」について話した。よりよい社会人になるために、
 あ……挨拶
 か……感謝
 お……思いやりの心
 や……約束を守る
 ま……マナー

日本の民踊を踊る中国研修生の皆さん。

の5つを守ってほしいと伝えた。話すたびに、全員が大きな声で「はい!」とこたえてくれた。その後、日本文化や奥越前に四季についてパワーポイントを使って話した。

  また、日本の農業や奥越前の観光地などについても触れたし、越前大仏や勝山城と中国との関係についても触れた。国のトップがどうであれ、私達はお互いに仲良くしましょうとも述べた。

  座学だけでは疲れるので、歌の時間も設けた。家内に応援してもらって「ふるさと」と「四季の歌」を練習してみんなで歌った。伴奏のアコーディオンが聞き取りにくいほど大きな声で歌ってくれた。

  また、最後には、県内に伝わる民謡「越前千本搗」と氷川きよしの「ときめきのルンバ」を練習し、一緒に踊った。こうして和気藹々とした中で導入講話は終わった。

  おそらく、彼らとは二度と会わないであろう。しかし、私の心の中には、彼らの素朴な姿が印象に残った。日本の職場では苦労するであろうが、一生懸命頑張って無事勤め上げ、帰国してほしいと思う。

  彼らならできるだろうとも思った。午前9時から11時45分頃までとても楽しい時間を過ごすことができた。来月の講話も楽しみである。

(日記 午前9時より午前11時45分まで中国研修生の皆さんに日本文化などの講話を行う。とても楽しかった。午後少し休んで明日のために童話を書き始めた。久々の童話でとても楽しかった。タイトルは『弱虫惣兵衛』とした。本当の弱虫とは誰か、話の中で考えてもらえればと思う。夕方、異なる品種の里芋を少し植えた。また、家庭菜園と法人から借りた畑を見回った。)

 
 

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