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数十年前の思いつき

20 2月

「血管縫合(医)師」
  30年ほど前の現役時代のことだ。私が担任したクラスの中からの何人もの医師が生まれた。成績優秀な者の多くは、医学を目指すことが多かった。そんな中でも、外科医を目指す者は、手術を行うので手が器用でなければならないと思っていた。

  医学が進歩し、専門的になっていくので、いろんな技術を持つ者を特別に育てることが必要ではないかと考えていた。例えば、誰にも負けない器用さを持つ者を「血管縫合(医)師」として養成するのはどうかということだった。

 医療技術の専門家を育てるということだ。職人的な技術だ。「神の手」と呼んでもよい。そんなことをぼんやり考えていたが、そのことを急に思い出した。天皇陛下のバイパス手術を行ったのは、順天堂大学の天野医師だ。

 東大チームから呼ばれて、日大出身の天野医師が「神の手」と呼ぶべき技術で見事手術を終えたのだ。民間でも、NHKでも天野医師の医師としての歩みを報道していた。まさに、アウェイの状況でやり遂げたのだ。

  この話を聞いたときに。30年ほど前に考えていたことを思い出したのだ。日本人は元々職人的な人が育ちやすい。オールマイティーの人も必要だが、オンリーワンの「神の手(スーパー的な技術を持つ人)」を持つ人を育てることも必要ではなかろうか。

 今回、天皇陛下の心臓手術を受け持ったのは、そのような人たちの混成チームだったのだろう。特に、今回の手術では、大きく動く心臓を止めないで手術しているのだ。0.01mmの糸で血管を縫い合わせる技術は、目を見張るばかりであった。感動者であった。

(日記 午前中、家内と二人で写真店、市役所へ寄り、済生会病院へ向かった。私の、検診の途中に、国際交流会館でパスポートを申請した。海外旅行の準備のためだ。その後、病院へ戻り再検診。そして帰宅。午後は、赤尾の銭太鼓曲のCDづくり。)

 
 

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