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恵方巻

03 2月

季節を感じる恵方巻
  我が家では、縁起のよいことを日々の生活の中に積極的に取り入れている。「恵方巻」とは、節分に食べると縁起がよいとされる太巻きのことである。家内が、今横浜の長男の家にいるので、私はそのことをすっかり忘れていた。

  横浜では、太巻きを作ったという。そして、恵方と言われる縁起のよい方向を向いて、無言で太巻きを食べるのである。子ども達が家にいた頃には、みんな同じ方角を向いて黙々と太巻きを食べたものである。

  その太巻きだが、当然、手製のものである。私は、終日雪下ろしをしていたのでそのことはすっかり忘れていた。作業が終わって家内に電話すると、今日は恵方巻を食べる日だと教えてくれた。確か鰯も食べるのではなかったか。

  午後6時を回っていたし、どうしようもないので、近くのコンビニへ行くと、「恵方巻」と書かれた太巻きが置いてあった。早速、買い求めた。自宅へ帰って、風呂に入った後、一人「北北西」に向かって無言で太巻きを食べた。その間、家族の幸せを祈りながら。

  迷信だと笑う人もいるかもしれないが、私はこうした行事を大切にしたいと思う。家族が、一緒に太巻きを作るなんて素晴らしいことではなかろうか。みんなが、幸せになるように、祈りながら、同じ方向(恵方)を向いて食べるのだ。微笑ましくもある。

  「ああ節分が来たのか」と季節を感じることもできる。「天神講」で子ども達が賢くなることを祈りながらカレイを食べたり、「半夏生」に焼き鯖を食べたり、「冬至」にカボチャを食べたり、「鏡開き」にぜんざいを食べたり、……と、季節、季節のこうした行事を大切にしている。

  それぞれの行事には意味があるのだ。少し性格は異なるが、「家族の誕生日」を祝ったり、「父の日」「母の日」を祝ったりと、年がら年中、何かの家族行事があり、そうした行事を機会に家族の親睦を深めるのに大いに役立っていると思っている。

(日記 午前10時より、午後6時までもっぱら除雪作業。時々車を置かせてもらっている事務所のお隣さんの駐車場も除雪機で雪を飛ばした。その後、事務所の駐車場の除雪作業。昼食を食べる時間ももったいないので、コンビニで肉まんなどを買って済ませた。午後から、事務所の屋根の雪下ろし。雪が締まっていて大変だった。かなり時間がかかった。その後、農作業小屋、そしてキウイ棚の雪下ろし。昨日と今日の連続作業なのでとても疲れた。作業後、一人で「恵方巻」を食べた。後は、自宅の駐車場の屋根の雪下ろしをすれば、全て終わることになる。後一日頑張ろう。)

 
 

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