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Archive for 7月 26th, 2011

最後の盆踊り練習会

26 7月

子供時代をいかに過ごすか?
   私は思う。何かを始めようとするとき、大人になってからでは遅い場合が少なくない。例えば、リズム感でも、子供の頃に身につけないと、なかなか身につかない。

  五感も子供の頃に磨かないと、大きくなってからでは遅い場合が少なくない。芸術的なこともそうではなかろうか。ところが、その大切な子供時代を幼児達はどう過ごしているだろうか。

猪野瀬公民館での盆踊り練習会。左端で孫も一緒に盆踊り。

  大人達は、テレビやゲームに子守をさせるなどして、成長にとって大切な時間を軽んじてはいないだろうか。また、幼児にとっては、成長のそれぞれの過程でいろんなものを体験することが大切だあるのだから。

  子供時代に、仲間と過ごすことがとても楽しいことであることを味わって成長した者と、ゲームやテレビや漫画で多くの時間を過ごし大きくなった者では何が異なるだろうか。

  後者は、人と人との絆の大切さを理解できないであろう。そして、次の世代(その子供の時代)には、さらにそれらを増幅してしまうだろう。

大人に混じって楽しそうに盆踊りを踊る孫。

  少なくとも、子供達には人と人との関わりの心地よさを味わわせておきたいものである。言い換えれば、自分の存在感を実感させておきたい。そうでなければ人間として真に成長できないのだから。

孫と一緒に盆踊り
  私たち夫婦は、今、横浜に住む長男の二人の孫娘を預かっている。そして、今日は最後の『盆踊り体験会』を猪野瀬公民館で実施する日だ。

  私は、迷わず小学1年の孫を連れて猪野瀬公民館へ出かけた。孫は退屈するだろうか。私の予想では、大人に混じって盆踊りをするだろうと信じていた。実際その通りになった。途中で3歳の孫もやってきた。

  私たち夫婦が率先して楽しそうに盆踊りを踊っているので、上の孫も、大人に混じって見よう見まねで楽しそうに盆踊りを踊っていた。

  このような経験を積み重ねて大人になったとしたら、もしかしたら、盆踊りは次の世代につながっていくかもしれない。「どの踊りが好き?」と家内が聞くと、手をぐるぐる回しているので『千本搗』であることがわかる。

デモンストレーションと踊りの指導に駆けつけてくれた「おどり隊ひらり」のみなさん。

  今日の『盆踊り体験会』には猪野瀬以外からも参加して下さった。知っている方々だ。とてもうれしい。「盆踊り復活」のアクションで知り合った皆さんだ。

  私は、この活動によって、いろんな地区の人たちと知り合いになった。そのため、どこで会っても、挨拶八立ち話ができるであろう。中には、わざわざ勝山の民謡を覚えたいとビデオ持参で参加した方もおられた。ありがたいことだ。

  子供達は幼くても、決して大人より劣っているわけではない。知識や知恵は少なくても、大人よりすぐれたものをたくさん持っている。そして、次の世代を担うのは間違いなく今の子供達であるのだ。

  私たちは、孫を対してこれまで学んだことの一部でも伝えたいと思う。暖かいつながりを保ちながら。絆を大切にしながら、孫達との生活を楽しみながら。

(日記 午前中、和太鼓に使う篠笛の楽譜を整理し、新たに譜面を書いた。午後も、作業を続けた。午後4時頃、三味線のKさんが歌い手のKさんといっしょに私の事務所へ来られた。 『芸能発表』で演奏する民謡の太鼓を叩いてほしいと頼まれ、今日はその練習のために来られたのだ。「津軽じょんから節」など4曲の太鼓を叩くのだが、簡単ではない。午後7時半から、猪野瀬公民館で『盆踊り練習会』を開催。猪野瀬地区以外の方々も来られた。ありがたいことだ。孫も一緒に民踊を踊ってくれた。うれしかった。帰宅して、歌の練習をした。その後一緒に風呂に入った。楽しかったが、疲れた一日でもあった。)