ちょっとのことでお手上げ
私は、パソコンをよく使う。だからといってパソコンに詳しい訳ではない。むしろ、普通の人がやることもできないかもしれない。
息子が勝山にいた頃には、1から10まで面倒を見てもらっていた。その息子が東京へ行ってからはたまに帰省したときしか、あれこれ頼むことはできない。
パソコンは便利な機器であり、不便な機器でもある。というのは、少しでも操作ミスをしたり、動作不能になった場合には、どうしようもない。知っている者には簡単なことでも、知らない者には大きな壁になって何もできなくなる。
ちょうど、病気になったとき、医者にかかるように、助けてくれる者がいるとありがたい。私にとっては、北谷に住むY君は、まさに「パソコンドクター」だ。
私には、パソコンを使って明日までにしなければならないことがある。春江町中庄地区の新作民謡のカラオケを作らなければならないのだ。しかし、どうしてもソフトが立ち上がらない。
このままでは、明日までに約束を果たすことができない。そこで、朝、“パソコンドクター”のY君に電話をかけた。つながらない、どうしようと焦った。
昼頃電話がかかってきた。「4時頃家へ行きましょう」と言うことになった。まさに天の助けだ。往診!?に来てくれるのだ。ありがたい!
午後4時頃、Y君が来てくれた。これまで気になっていたパソコンの問題を全て解決してくれた。彼は、M商事で教育関係の大学や高校などにパソコンを納めているのだ。
高校時代は、私の息子と同じクラスで私といっしょに和太鼓を打った仲間だ。もし彼がいなかったらおそらく私のパソコンでの作業は全く進まなかっただろう。歌も作れず、何もできないだろう。
高齢者の中にはパソコンになじめない人が多いように思う。昔なかったパソコンが、50歳過60歳になってから急に普及しても、日常生活には使えるようにするにはあまりにも操作が難しいからだ。私もその中の一人だ。
もしも、トラブルが起こる度に業者に頼んでいたらどうなるだろうか。おそらく、こちらの望むような時間には来てもらえないだろうし、かなりの費用がかかるだろう。パソコンを使うのを諦めなければならないかもしれない。
でも、私には、“パソコンドクター”のY君がついていてくれるのでかろうじてパソコンを使っている。北谷の方へ足を向けては寝られない。ありがとう!Y君。
(日記:朝から、平泉寺物語の絵の印刷作業を続けた。一度印刷したが、紙が厚かったので、紙芝居の箱に収まらない。全部印刷をし直し始めたが、A3以上の大きさなのでかなり時間がかかった。今日中にはできないだろう。午後4時頃Y君がパソコンのトラブルやこちらのできないことを解決するために我が家へ来てくれた。感謝感謝。夜も、ずっと紙芝居の印刷を続けたが、終わりそうにない。)