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前を向いていれば

23 6月

会話が弾む前向きの人
  家内が「今からリハビリでプールへ行ってきます」と言うので、一緒に行くことにした。例によって、プールの中を歩き、少し泳ぎ、ジャグジープール、そしてサウナといつものコース。

   プールの中で、女性から声を掛けられた。「あら、先生。私、Kです」と。かつて、Kさんの息子さんのクラスの数学を担当したことがあるのだ。Kさんは、今、ヘルパーの資格を取り、音楽療法をやってみたいという。

  次々といろんな話題が飛び出す。サウナを出てプールを歩くときも、隣のコースになり再び話が弾む。私と似たところもあるようだ。

  童話を書き始めたという。私はプールの中を歩き、彼女はビート板でバタ足をしながら、話が続く。紙芝居をやりたいと言う。絵本も作りたいという。

  施設への慰問も考えているという。紙芝居や読み聞かせや音楽を使って楽しい時間を持ちたいという。私も同じようなことを考えているので話が弾む。

  2回目にサウナへ入ったら、今度はTさん夫婦に会った。夫婦は、都会から勝山へ戻ってきたのだ。勝山の豊かな自然の中で趣味や仕事ができるのが楽しいらしい。

  彼女は、特技があり、教室を開き、生徒さんに教えているのだ。一人でいるときは、音楽を聴きながら、仕事をしているという。私は、ラジオを聞きながらだが。彼女は、どんどん話しかけてくるのだ。

  他にも、Mさんと会った。コースを歩きながら、ジャグジープールに入りながら、いろいろ話をした。みんな話したがっているのだろうか。

  特に、前向きの人とは話が弾む。話が弾む条件は、双方向でなければならないと思う。話すこと半分、聞くこと半分だ。

  誰もが、話を聞いてほしいと思っているのではなかろうか。しかし、他人の自慢話を聞くのは退屈だ。やはり、前向きに生きている人の話を聞きたいものだ。そんな人とは、どこであっても、話が弾むものだ。

麦わらを敷きキンカン瓜を植えた家庭菜園。手前はイチゴの苗場。

(日記:午前中、自宅で育てていたキンカン瓜の苗を家庭菜園に植えた。その後、先日、法人の麦刈りでもらってきた麦わらを敷いた。小雨の中なので、うまく根付いてくれるだろう。早く、冷えた真っ黄色のキンカン瓜を食べたいものだ。メロンよりも、昔っぽくてあっさりした甘さで大好きだ。その後、自宅の植木の剪定などを行った。午後は、黒田節の三味線譜を書く準備をした。その後、家内と一緒に市営プールへ。楽しい時間を持つことができた。)

 
 

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