気の持ちよう
さて、「今日は、何をするか」を昨日から決めていた。午前中は明日の教室のためにオカリナの編曲。そして、午後は、事務所で『数学のホームページ』づくりと。
朝食前に、外へ出て、「雪のために車の出入り口がどうなっているか」を調べようとして愕然。二回の屋根の垂木が折れているではないか。不覚。予定変更。今日は終日雪下ろしだ。
早速、雪下ろしを開始。先ず、下屋の屋根の雪を下ろしを開始。腕の力のなさを痛感。ある時期までは、腕の力はあると自負していた。
高校教員時代は、ハンドボール投げでは、野球部の一部の生徒を除いて誰にも負けなかった。ベンチプレスはほとんどの高校生に負けなかった。
地区の相撲大会でも、右手でまわしを取れば簡単には負けなかった。しかし、今は全く腕の力がない。すぐ疲れてしまうのだ。筋肉のスタミナがないのだろうか。
雪下ろしに使う昔のスノッパーは今のモノに比べるとはるかに大きく、鉄製で重かった。それを屋根で振り回すだけの腕の力はあったが今は見る影もない。
下屋の屋根の後、大屋根に登り屋根を端の雪を落とす。これまでなら、簡単に一周できたのに、途中で休まなければならなかった。
そして、再び上から落ちた雪を除くために下屋の雪下ろし。朝、9時頃から始めて、午後5時までたっぷり時間がかかった。
それでも、これだけの時間や屋根の雪下ろしができたのだから、よしとしなければならないだろう。人間、気の持ちようだ。今日の雪は本当に堅かった。
雨が降ったり雪が降ったり、猛烈に冷え込んだりして雪がかちんかちんに凍っていて、作業は困難を極めた。それでも、作業を続けられたのだから、悲観ばかりもしてはいられない。
午前中、村の同級生だった大工のOさんに電話で屋根を補強してもらうよう頼んだ。午後、材料を持ってやってきて補給してくれた。春には本格的に修繕しなければならないだろう。
家にいながら全く不覚であった。これからは、気をつけたい。まだまだ大丈夫と思っていた自分が甘かった。疲れた一日だった。