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平成夢追道中

03 7月
股旅演歌を作りたい

 私は、歌を作るのが趣味だ。特に、これまでは演歌を中心に作ってきた。若い頃は、中学生が歌うような歌も作ったりしたものだ。合唱曲にして中学生に歌ってもらったこともある

  最近は、特に演歌を作ることが多い。理由は単純だ。私の知り合いに演歌を歌う人が多いからだ。歌は、詩と曲と歌い手で決まるが、私のような素人が作る場合には、歌い手の実力も歌の善し悪しに影響する。

 曲を作り、カラオケを作ったら、それなりに歌える人に吹き込みをお願いしている。今は、主に、男性二人にお願いしている。

 今日の午後、一度作ってみたいと思っていた股旅演歌を吹き込んだ。歌は歌謡教室を開いているAさんにお願いした。午後、3時半から、2時間かけて吹き込んだ。

 股旅演歌といっても、現代とはかけ離れたテーマなので自分流に解釈して詩を作った。夢を求めてふるさとを出た若者が、ふるさとを思いながら、頑張って生きていく姿を歌にしたものである。

 都会で頑張るのも、長い人生の道の一部分であると考えて、「道中」とした。平成の今、夢を追いながら、都会を旅している(頑張っている)という設定だ。

 この歌は、私に手を離れたら演歌好きの人に自由に歌って貰いたいと思っている。

 途中で、セリフを入れた。

「お控ぇなすって、お控ぇなすって。手前ぇ生国と発しまするは越前の国……」

 初めてこの歌を聴いた人はどう思うだろうか。時代遅れだと思うだろうか。私は、若い人への応援歌だと思って作っている。また、都会へ出た私の息子へのエールでもある。

 この歌の吹き込みの後、民謡も同時に吹き込んだ。市内のある地区の人から歌詞を貰って作曲を頼まれたものだ。

 メロディーを作り、編曲(どこにどんな楽器をどのように使うか。また、より歌いやすくするためにいろんなメロディーを追加したりする)し、歌い手に吹き込んで貰う一連の仕事は、パソコンで行うのだ。昔と違ってパソコンで録音するために、失敗した部分は入れ替えるなど、自由に編集できるのが嬉しい。若い頃にパソコンがあったら、もっといろんな歌を作れたのにと思うときがある。

山口百恵さん始め数々の歌手の作曲を手がけヒットを飛ばしたあの宇崎竜堂さんでさえディレクターの指示でメロディーを変えることがあるのだ(ジェロさんのデビュー曲“海雪”のサビの部分)。このたたみかけるような早口の部分を私も今度の演歌に取り入れてみた。もちろんメロディーは異なるが。

(日記:午前中、和太鼓の楽譜づくり。午後、大学のOB会(勝山支部)。そして、演歌と民謡の吹き込み。)

 
 

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