元気な高齢者
昨日の法人の田植えの際に、80歳のNさんと一緒になった。雑談の中で、歌の話になった。Nさんが歌好きであることを私はよく知っているし、Nさんも私が音楽好きであることを知っている。
またNさんが、歌のクラブに入って活躍していることも私はよく知っている。話の中で、Nさんは最近新しいクラブにも入ったという。
「明日、会に行くけどいっしょに行かんか?」
「何時頃行くんですか?」
「12時半に行くけど」
ということで、私も行ってみることにした。南小学校近くで待ち合わせ、別の車でNさんの車の後について出かけた。
美山町の『集』という喫茶店に着いた。一緒に勝山のKさんもNさんと一緒だった。そして、ママさんに紹介され、自分も自己紹介した。
途中で、ママさんのご主人のHさんも現れた。話が弾んだ。
歌の力
Hさんは、69歳で会のリーダーだった。会の名前は“いけ~面ズクラブ”。耳で聞いていると「イケメンズクラブ」に聞こえる。
新聞やテレビで人気が先行し、あちこちから出演依頼が来ているという。リーダーのHさんは、
「会に入ってください」
と、熱心に誘って下さった。
「今のところ、入会は勘弁してください。その代わり、私のできることは何でもしますから」
と、約束した。
いろんな施設へ出かけ、ボランティアとして、歌を歌い、お年寄り達を喜ばせ、自らも楽しむ“いけ~面ズクラブ”のみなさんの活動は、高齢化社会の今こそとても意義のあることだと、思った。
老人世帯、孤立化するお年寄り達、老々介護、様々な病気、……、高齢化社会の問題は少なくない。しかし、こうして仲間をつくり、元気に生き甲斐を見つけて頑張る人達を見ていると勇気が湧いてくる。みなさんの活動はとても素晴らしいことだと思う。
みなさんのために、私は何ができるかを考えながら、美山を後にした。
(日記:CD製作。午後、美山町へ。帰宅後、雨の中をいちごのネット張りをした。カラスにいちごを食べられないように。)