子ども達の前途に幸あれ
大野市の誓念寺・中野保育園で園児の保護者に話をさせていただく機会を与えられた。感謝の気持ちでいっぱいだ。自分の想いを話すことができるのは、私にとってはとてもうれしいことだ。
昨日も書いておいたが、幼児の保護者に向かって一番話したいことは、「子どもには無限の可能性がある」ということだ。分かっているようで日々の生活に追われてそのことを忘れてしまいそうだ。
私たち大人は、よかれと思いながら、子どもの成長する機会を奪っていることがある。子ども達の先回りをしていろいろ手を打つことだ。そのため子ども達の出る幕がなくなることだ。
何かを教えるときには、考える機会を与えず、ああしろこうしろと指示を与え続けることだ。例えば、少年野球などの練習を見ているとなぜそうするのか、なぜそれはいけないのかを子どもが考える前に、叱って矯正させることだ。
子どもたち自身が自ら考える機会を保証してやることが大切だと思う。私もずいぶん沢山の授業を参観してきたが、考える機会を与える指導者と説明や解説が多くて子ども達に考える時間を与えない指導者に二分されるように思う。
そして、後者の方が素晴らしい指導者だと信じている人も少なくないようだ。子どもが小さければ小さいほど、その教育には慎重でなければならない。幼児期は、子どもたちの根っこを育てている時期だから。
また、言葉で指導できることと、背中でしか指導できないことがあると思う。夢を持つことなどは、子どもに向かって「夢を持て」と言っても、そうなるものではない。そう願った者が夢を持って日々を送るのが近道だと思う。
そういう意味では、保護者の皆さんに、「それぞれ夢を持って,前向きに生きて下さい」というのも、私の一つのメッセージだ。その背中によって、子どもたちが前向きに(夢を持って)生きていくことを願うばかりだ。
とにかく、楽しく充実した時間を持つことができた。本当は、保護者の皆さんといろいろ話し合いたかった。時間の都合でそれができなかった。「いつか、園児の前で創作紙芝居をさせて下さい」と主任保母さんにお願いして保育園を辞した。
(日記 午前10時前に自宅を出て、大野市の誓念寺・中野保育園へ出向き、保護者の皆さんを前に、子育てについて話す時間を持たせていただいた。午後は、7月2日に行う紙芝居の絵を描いた。午後7時から参議院議員候補者滝波氏と語る会に出席。)