巻き尺持って全道踏破
大師山は勝山市民に親しまれている山だ。その登山道整備を私たち区民が行っている。しかし、近年当区も高齢化しているので区の山以外の部分の登山道整備は今年から、本来なすべき勝山市に返上することにした。
そこで、私たち役員が、今日は登山道を歩いて巻き尺で測量することにした。午前6時半に10人の役員全員が集会所前の『大師山登山口』に集合し、「一合目」、「二合目」……と書いた杭を持ち、50mの巻き尺を持って出発した。
登山道のカーブや折れ曲がったところを数人の役員が持ち、50m毎に目印の釘を打ちながら測量し、頂上を目指した。そして、100m毎に釘に荷札を付けて頂上を目指した。
先ず、頂上までの距離を測り、それを10等分し、下山時に目印からの距離を測りながら、「9合目」から順に杭を打つのだ。今日の目標は、登山口から頂上までに「何合目か表す」石柱を設置するための予備調査だ。
もう一つは、整備をする登山道を全コース測量することも目標の一つだ。大師山登山道の途中の前坂峠から「カクマ石」の産地だった「カクマ谷」までの距離、大師山頂上から、三ツ頭山・報恩寺山への登山道の「嫁落とし」までを測量することも一つの目標だ。
カクマ谷の草の間から、薄い「カクマ石」が見えた。ここをしっかり整備し、勝山市の「ジオパーク」の一つのサテライトとして活用してもらえるのではないかと思った。今回の山検分は、ただ見て歩くだけではなく、登山道を巻き尺で測量しながら歩いたので、かなりハードなスケジュールだった。
これで、20年前に私が仲間と測量してから今回は2度目の測量だ。前回との誤差は頂上までで数m程度だった。素人の測量としてはまあまあだったと思う。帰宅したのが正午だった。
途中で、数分ずつ休んだだけで歩き通しだった。万歩計を持っていた役員の一人は、約2万歩歩いたという。一緒に行動したので、かなりの運動量だったと思う。次回の役員会では、高齢者に
配慮した「登山道整備」を考えなければならない。
(日記 午前6時から大師山登山道の測量。役員全員で昼食。疲れた一日だった。)