まちづくりにかける情熱
昨年、友達に誘われて滋賀県米原市上丹生の『チュウリップ祭り』に出かける機会があった。地区の人たちが生き生きと活動しておられた。また、震災で被害を受けた南三陸町との交流もされているとのことだった。祭りには滋賀県立大学の学生も参加していた。
祭りを通していろいろ学ぶことが多かった。帰ってから、メールと通して上丹生のKプロジェクトのTさんと知り合いになり、メール交換が始まった。いろいろ活躍しておられるので、学ぶことがとても多かった。
また、いろんなまちづくりの会合に参加したり、上丹生にいろんな講師を招いて勉強会を開いておられるのだ。そうした情報がメールを通して私の所へ届くのだ。そんなわけで私もいろいろ勉強させていただくことができた。
そのTさんから、昨日メールが届いた。相変わらず、元気に頑張っておられるなあと感心した。そのTさん達が、4月から毎月イベントを始めるのだという。これは相当エネルギーがないとできないことだと思う。
今年は、是非とも上丹生へお伺いして、Tさんや地域の人達と話すことができればと思っている。いろいろまちづくりについて学び、実践しておられるTさんと知り合いになったことで、私もまちづくりについて刺激を受け、いい勉強をさせてもらっている。
(日記 午前中は、瓦版作り。午後も作業を継続。夕方、明後日から準備が始まる佛母寺の『涅槃団子作り』のための材料を揃えるために、店回りをした。)
メールの一部を紹介したい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Tさんからのメール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
……。上丹生では3月10日に区の総会があり、4月から新たな体制で自治会がスタートします。
総会のメリット・デメリットもあります。女性目線の自治運営も必要と思います。
組織の見直しを含めて、地域の人財を生かさないのは”もったいない”と思っています。以前にも話しましたが、できていない事を責めるのでは無く、地域一丸となって、全員が当事者意識を持ち、自分たちの地域の少なくとも五年先を見据え、知恵やアイデアを出し合い、協議し良いと思ったら実行に移し、結果を検証して改善していく事が重要だと思っています。
……。地域で生まれ、地域に嫁いで来られ方が、地域で死んで行かれます。当然、嫌な事や苦しい事もあったでしょうが、最後は良い人生だったと、本人も家族やまた周りの人からもそう言ってもらえる人生を送っていただきたいと何時も思っています。
今年の目標は、「冒険遊び場」を通して、地域で子育てを支援する仕組みを作り市内に広める事。それに付随して地域の若い世代にも”まちづくり”への参加のきっかけを作る事。制度の隙間で困っておられる高齢者の方を、行政とも連携して地域で支援する仕組みを作る事。を考えています。
しかし、どれも一人では実現できません。会のメンバーや上丹生以外の人や団体、行政とも如何に連携できるかがポイントになる思っています。昨年は、それに向けた様々な交流に、多くの時間を使ってきました。
今年は、それを如何に生かす事ができるかが問われる年になりそうです。どこまでできるか自信はありませんが、焦らず一つ一つ進めて行ければと思っています。
その一つである「冒険遊び場」は、4月から具体的にスタートします。市長が変わった米原市との協働事業として進めていきます。まだまだ試行錯誤ですが、定期開催を重ねながら上丹生らしい遊び場を作って行ければと思っています。開催に向けた案内チラシを添付しましたので参考程度に眺めて下さい。
……。時の経つのは早いもので、山さんが上丹生のチューリップ祭りに来られて一年が経とうとしています。今年も又チューリップ祭りの話題が出る時期になりました。山さんや勝山の方々と、またお会いできる日を楽しみに頑張ります。……。(……。は省略した部分です。)
Tさんからメールに添付されてきた『上丹生冒険遊び場』のチラシ。
寺田幸彦
2013年3月27日 at 12:40 AM
掲載いただきましてありがとうございます。
「冒険遊び場」に関して、山さんからワクワクする様なコメント(返信)をいただきました。
【以下いただいたメールです】
この広場で、私は何ができるだろうかと考えてみました。
できると言うよりも、私が先頭になって遊ぶと言った方が適当かもしれません。
全て相手が子供であることを想定しています。
1.家内と2人でオリジナル紙芝居をする。
(ギターかアコーデオンでBGMを入れながら、小さい子供が相手なら、ストーリーのない子供用の紙芝居もあります。)
2.コマを回す。
(コマを回転したまま空中へ放り上げ、いろんな方法で紐でキャッチする。技のそれぞれに名前がついている。)
だいぶ技術が衰えましたが教えることはできます。
3.竹でプランターを作り花を植える。
(片瀬で継続中。)
4.和太鼓を数個持って行き、希望する子供に対して2時間ほど特訓し、最後に人前で発表してもらう。
和太鼓に関しては、夏休みなら、三日ほどあれば、人前で見るに堪えるものができると思うのですが。)
5.パソコンで絵を描く方法を教える。
(外ではあまり向いていない。)
6.パソコンで歌を作る(複数の人間で)。
(外ではあまり向いていない。)
7.民謡を踊る。
(これは子供には無理かも。おばさんならいいかもしれない。運動だと思って。)
8.河原から石を拾ってきて、そこに顔を描き人形や動物を作る。
9.私は演奏はあまり上手ではありませんが、子どもたちに教えて、みんなでオカリナを合奏するのも面白いでしょう。
10.その他
是非とも、冒険広場へ行ってみたいですね。
その場の状況に応じて、もっとできることがあるかもしれません。
逆に思ったようにできないかもしれませんが。
上のものは、全て実演済みです。
山さんの言われる様に「冒険遊び場」では、子どもを楽しませると言うより、大人自身が楽しむ事も重要だと思います。
楽しむ大人の姿を見て、子ども自身が興味を持ち“おじさん私にもやらせてよ!”となれば最高ですね。
山さんは多才な趣味と特技をお持ちです。
是非上丹生に起こしいただき、子どもたちに遊びや楽器への、興味や関心を持つきっかけを作ってあげて欲しいと思っています。
また、心象絵図を活用して片瀬のお年寄りの方と、上丹生のお年寄りの方との交流の提案もいただきました。
生まれ育った地域は違っても、共通する部分も多く、話が盛り上がると思います。
これも是非実現したいと思っています。
一度に全てを実現することは無理ですが、焦らず一つ一つ楽しみながら実現できればと思っています。
その節はよろしくお願いいたします。