とうとう80歳になった。藤沢周平先生の『三屋清左衛門残日録』の中の言葉をお借りしている。
《日は残りて昏るるに未だ遠し》の心境である。もう時間は残り少ないと考えるよりも、まだまだ時間は
あるとプラス思考で生きたいものである。
『 傘寿来て 目出度さ・さみしさ そろい踏み 』
よくぞここまで生き延びることができたという感謝の気持ち。
人生は無限ではないという一抹のさみしさ。
はっきりしていることは、大きな節目であるということだ。
ただ、《八》という字の末広がりの縁起の良さ、これはありがたいと思う。
今日から、一服していた『いなかもん残日録』を再開したいと思う。
むかしの自分はかなぐり捨てて、思ったことは書いてもよいのではと思う。
どういうわけか、一月元旦よりも改まった気持ちになれるから不思議である。
それは、正月はこれまで80回経験したが、80歳の誕生日は初めてだからだろうか。
ここから先は、自分が元気で過ごせるように節制するのも大切な仕事の一つだと思う。
67歳で退職したときには、《退職グッズ》と称してほしいものをある程度揃えた。
そして、《退職プロジェクト》と称して少しだけやりたいことをやった。
〇 まあまあの速度のデスクトップパソコン
〇 種々のソフト(音楽ソフト、描画ソフト、文章作成ソフトなど)
〇 アコーディオン
〇 ウインドシンセサイザー、
〇 車の買い換え
などだ。
今度は、何にするかと考えていたモノのいくつかは、プレゼントされた。
それは、少し前に喜寿があったからだ。
〇 最新のデスクトップパソコン
〇 電子ドラム(買いたいと思っていたものよりはるかに効果)
※実は楽器屋さんにリアルドラムの中古が出ていたので買おうかなと迷っているうちに
消えてしまっていた。でも、電子ドラムが手に入ったのでひとまず安心。
〇 車は喜寿の後に購入済み
そうなると、《傘寿グッズ》よりも、《傘寿プロジェクト》といった方がよいかもしれない。
〇 描き終えたマンガ『マンガで学ぶプログラミング』の出版作業
〇 できれば、続編マンガ『ゲームで学ぶプログラミング』を描き始めること
〇 執筆中の冊子『中学校再編物語』の完成(これは手製の印刷製本冊子)
※ なんとしても記録しておきたい。なんでこうなるのか……。
〇 童話
〇 演歌などの歌作り
〇 日曜大工(組み立て式雪囲い、未だ旧宅の半分しか完成していない)
そして、盆踊り復活にも取り組めたらと思うが、どうなることやら……。手を広げすぎて
右往左往。家内には、いつも「手を広げ過ぎて何でも中途半端」とたしなめられている。