デジタル化を進める国家
デジタル化を進める進めないにかかわらず、スマホを持った時点で、私たちはかなりの個人情報を提供していることを頭に置かなければならない。
マイナンバーカードを国民全体に行き渡るように、あの手この手で勧めているが、なかなか進んでいないようだ。このカードに、免許証や保険証等を紐付けし、さらにいろんな情報がつながっていくだろう。
何が紐付けされるか
最終的には、どうなるであろうか?もっともっといろんな情報が紐付けされ、あるいは探られる時代が来るのではなかろうか。病歴・犯罪歴、学歴から政治的傾向……等が紐付けされ、さらに進めば、財産情報から遺伝子情報までもが紐付けされる時代が来るかもしれない。これらは一部の人間の結婚情報に使われるかもしれない。
すでに明らかであるが、行動履歴は現在でもスマホを持ち歩けば簡単につかめそうだ。犯罪でも犯せば、ラインやメールなどの通信記録や言動までもが明らかにされてしまうであろう。
私のような凡人はどうでもよいが、これからの若者たちには監視カメラや車載カメラ以外にも、その行動や考え方までもが見透かされてしまう監視社会が待っているようだ。別の意味での窮屈さが訪れるであろう。
紛失したスマホのある場所が横浜に住む息子から地図入りで
3年ほど前の話である。福井で買い物をし、帰宅した。帰宅して気がついたのだが、スマホがない。私の個人情報がかなり入っている。慌てて、福井のショッピングセンターなどに電話して探してもらったが、見つからない。
スマホを買った店舗に聞いてみると、パソコンで調べられるという。パソコンを開いたが、簡単ではない。最後は、横浜の息子に聞いてみた。すると、なくした場所の地図が送られてきた。旧宅の前庭にあるという。
急いで、旧宅へ出かけて探してみると、なんと、完成した真っ黒な籾殻燻炭を詰めた大きなビニール袋の中にあったではないか。ビニール袋は紐で縛ってあり、外からは見えない。ただ探していたのではぜったいに見つからない場所だった。勝山でなくしたものを横浜の息子に聞くとは、ありがたかったが怖い時代になったものだ。