『お父さん達の子供時代』がいつの間にか 私は、戦後の「もの」の少ない時期に子供時代を送った。そんな子供時代のあれこれを子供達に伝えたいと思うようになった。 そこで、今から三十年あまり前に我が子達に向けて『お父さんの子供時代』として自分達の子供時代のことを少しずつ書き始めたが、当時はあまりにも忙しく、やらなければならないことがたくさんあって長い間中断していた。 そのうちに子供達は大きくなってしまった。
『じいじ達の子供時代』に変更 退職後、少し時間ができたので、今度は『じいじ達の子供時代』として冊子作りを再開した。本格的に取り組み始めたのはここ4、5年のことである。
ここに書いた事柄は、私の個人的な記録というのではなく、私の集落の人なら誰もが経験したことを中心に書いたつもりである。
孫や周囲の人たちと話すきっかけに 文章は、長々と説明するよりも字数を少なくした方が読みやすいのではと考え、七五調(詩というよりも定型文)にしたが、結果的には字数に制限があるために、自分の言いたいことを表現するのにはとても苦労した。
そのため、全ての項目に挿し絵(一部当時の写真)を入れることにした。挿絵や写真を見ることによって昔のことを鮮明に思い出していただいたり、周囲の人たちに話すときに役立てていただけるのではないかと考えたからである。
孫や周囲の人たちと話すしきっかけけに あれこれ書いているうちに、項目が増え、一冊には納めきれなくなり、上巻、下巻に分割しなければならなくなってしまった。 最初は子供を対象にと思っていたが、今はやはり同世代あるいはそれ以上の人たちに先ず読んでいただきたいと思っている。そして、各々自分の経験を加えて、次の世代に語っていただければと思う。
脳トレを考慮して文章は7七五調に また、文章は、長々と説明するよりも字数を少なくした方が読みやすいのではと考え、七五調(詩というよりも定型文)にしたが、結果的には字数に制限があるために、自分の言いたいことを表現するのにはとても苦労した。しかし、リズムに乗って読んでいただければ脳のトレーニングになるのではないかと思っている。
ようやく完成 『じいじたちの子供時代』の上巻を出してから2年ほどの歳月が流れた。この間、書店や個人の方々から「下巻はまだか?」との催促の電話をいただいた。原稿はできていたが、あれこれ手直しをしているうちに時間がかかってしまった。そして今日5月5日にようやく下巻を出すことができた。
五日に
⑤月
の最速の『』ss樹夫館を