下図を見てどのような学校生活が始まるか、想像できますか?
現在、市のホームページに示されている特別教棟の中高特別室(中・高音楽室、中・高各理科室、家庭科室など)の配置計画です。高校の特別教棟を中学校と高校が使うというもので、中学、高校の中間に位置しています。
将来の中高生には想像しがたくても、現役の中高生には容易に想像できるでしょう。もしも、中高の授業でみんながこの配置図を見て、話し合いを持ったら、それこそいろんな意見が出てくるのではないでしょうか。
校舎の中で、ことある毎に、中学校1年生から高校3年生までの生徒が出会うことになるのです。それだけではなく、勝高に進学すれば、中学校の先生にも常に出会うことになります。
中学、高校にはいろんな生徒がいます。このような環境をよしとする生徒もいるでしょうが、耐えられないと感じる生徒もいることでしょう。後者の生徒はおそらく、他校への進学を希望することでしょう。
これは特別室での授業だけではありません。体育の授業もそうです。勝山高校の二つの体育館やジオアリーナを共用するのですから、頻繁に年齢幅の大きな生徒達が出会うことになるのです。
更に、登下校時のバスの中でも、バスを降りても、狭い地下通路を一緒に通らなければ学校へは入れないのですから、一緒に行動せざるを得ないのです。家庭の車送迎の場合にも、地下通路は同様です。
私の、これまでの聞き取りでは、単独の中学校、高校の場合でも、上級生はかなり怖いとのことでしたから、中学校1年生と高校3年生では萎縮しないかと心配です。
中高一貫校の生徒にも聞きましたが、高校生とあまり交わらない方がいい。教室が離れているだけでもありがたいとのことでした。朝の登校から、授業、そして、下校までこのような環境になった場合、果たして当事者達はどう思うでしょうか。今の子ども達に、想像してもらうしかないでしょう。
0歳から15歳のお子様がいる保護者の皆様に対して説明会(各家庭1名限定)
将来、再編した中学校へ入学する可能性のある子どもの保護者に対してできる説明とは、既定の方針を説明するしかないでしょう。市民の疑問には答える場にはならないでしょう。
上記のような問題は話題にもならないでしょうし、誰も想像できないでしょう。しかし、子ども達は、大人の決めたこうした環境に飛び込んで行かざるを得ないのです。いろいろ想像してみて下さい。