人ごとではない
今日は、猪野瀬地区の敬老会だ。午前9時に猪野瀬公民館へ出かけた。最初は準備。玄関に紅白幕を取り付けたりした。そして、午前10時半から講演。家族が認知症になった場合どう対処すればよいかについて話と寸劇があった。
講演の内容は、一言で言えば、認知症になっても、感情は衰えていないというか、強く当たれば強く反発し、優しく対処すれば優しく応対するそうだ。対応の仕方もさることながら、自分が患者になっても困るなあと思った。
午前11時半頃から、市長、県議、市議を来賓に迎えて式典。その後、会食、そして余興。招待される高齢者は76歳以上だ。参加された高齢者の皆さんを見ていると、懐かしさがこみ上げてくる。
一緒に、市民大会のソフトボールに参加した人、一緒に相撲を取った人、いろんな関わりのあった人などがおられた。いずれも私の先輩だ。皆さんは何を生き甲斐に生きておられるのだろうか。この地区は半数が農家なので、それぞれ畑仕事をしておられる方は多い。
それ以外には、何をしておられるのだろうか。市街地に住む人は何をしておられるのだろうか。一人暮らしや老夫婦の二人暮らしの方もかなりおられるようだ。健康で高齢化するならよいが、そうでない場合には困るだろうなと思う。
また、自分なら何をしているだろうかと考える。76歳以上になっても、まだ創作意欲はあるだろうか。身体が、ある程度不自由になるのは仕方のないことだが、意欲の減退は困る。
敬老会も、今はそんなに他人事ではないように思える。複雑な気持ちで、式典に参加していた。一緒に会食させてもらいながら、いろんなことを考えていた。参加した皆さんの健康とご多幸を祈るばかりだ。
(日記 午前9時より敬老会の裏方として参加。昼食後のアトラクションに家内達『さわらび会(食生活改善推進員)』は楽しそうに踊りを披露していた。2曲のうちの1曲『勝山小唄』は40数年前に私が企画し作曲したものだが、新しい振り付けにし、彼女達に踊ってもらった。途中で「おかめ」や「ひょっとこ」のお面を付けて楽しく踊ってもらった。もう一曲の『マツケンサンバ』は家内が指導したもので、賑やかに楽しそうに踊っていた。終了後、後片付けをして帰宅。その後、1時間、紙芝居の絵描き。その後、家庭菜園でトウモロコシが風で倒れないように支柱を立てた。変化に富んだ一日だった。)