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Archive for 6月 18th, 2013

伝えたかったこと

18 6月

「断捨離」に思う
  身の周りにいろんな「モノ」がある。自分にとっては大切でも、家族や他人にとって大切でないものが沢山ある。捨てたいが、いつかどこかで間に合うのではと思うと、簡単には捨てられない。

  いろんな本や資料、そして衣類などもそうである。現職中の3年前まではカッターシャツと背広さえあれば他の衣類はあまり要らなかった。しかし、今は逆である。一番要らない衣類がカッターシャツと背広であり、ネクタイもほとんど必要がない。

 現役(学校時代)のいろんなものが捨てられないのは、そこに自分の足跡があり、それぞれの時代に奮闘していた自分が存在するからである。この年になると、自分の成果を誰かに伝えようとは思わない。

  成果などあったかどうかも分からないし、そんなものを他人に披露する必要もない。しかし、子どもたちには、「いつ何を周囲の人に伝えようとしていたか」を残せたらと思う。これは成果ではなく、何を目指して生きていたかだ。そのほとんどは結果が出なかったかもしれない。

  そして、もしも文字化するとしたら、当時書き表したものをそのままの形で掲載できればと考えている。当時作ったものならそのまま掲載したいと思っている。今になって「あのときはこう思っていた」と言っても、「後出しじゃんけん」のようで価値がない。

  20歳の頃、30歳の頃、40歳、50歳……に何を考えて生きていたのかを当時書いた原稿そのまま(原文のまま)で書き残せたら、持っている全ての資料は捨ててもいいと思っている。 

  しかし、これは簡単ではない。できないうちに、やる気を失ってしまうかもしれない。ということは、周りに不要なモノがあり続けて、断捨離が遠のくばかりだ。

制作を依頼された創作紙芝居『越前大野はげっしょ鯖物語』の一場面。

(日記 午前中は、先ず、ニンニクの収穫。午後から雨が降るとの予報が出ていたからだ。掘り穫ったニンニクを車庫の天井に吊り下げたら昼になってしまった。午後は、しばらく読書。その後、紙芝居の絵描き。今月中に仕上げなければならない。一日1枚描かなければ間に合わない。ノルマを守りながら、完成を目指したい。)