「股関節理論」を信じて
昨年の雪下ろしで右側の腰の近くに鈍痛があり、これが一年続いた。時々、左足全体に痛みが走るときもある。そこで、湿布をすることにしたが、なかなか痛みは治まらない。
そんなとき、テレビで腰痛体操を知った。それを指導しているのが大野市の整骨院ということだった。しかし、しばらくしてその整骨院の名前を忘れてしまった。しかし、腰の痛みは去らない。そこで、昔の仲間のTさんにそのことを伝えて、整骨院の名前を知ることが出来た。
そこで、今日、そのY整骨院へ出かけた。待っている間に、壁面を見ると、高校球児に指導していることなどの記事が掲載されていた。元巨人の桑田選手とも面識があり、Y先生の「股関節理論」が理解されているようだった。
自分の診察の番になり、診察台に横になった。開口一番、Y先生から最初に伝えられたことは「股関節がずれていて足の長さが違う」ということだった。そして、初回の治療を受けた。
しばらくは、この先生の理論を信じて治療を受けようと決め、次回の予約をした。治療中、隣の診察台の若者と目があった。にこっと笑顔が返ってきた。彼は、滋賀県の高校球児で仲間と一緒に、泊まりがけで治療を受けているのだという。
股関節の可動範囲を広げることによって、運動能力をアップさせるのだという。この意見に私は大賛成だ。このY先生と話しをしていると、今世界中で話題になっているダルビッシュ投手も「股関節理論を通してこのY先生に繋がっているのだ。驚いた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Y整骨院のホームページより・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
九州国際大付属高等学校野球部 若生正廣 監督 (談)
(東北(宮城)で選手として1度、コーチとして3度、監督として東北と九州国際大附属高校で合わせて9回、甲子園(選抜大会を含む)に行った名物監督。)
胸がつくまで野球はやらせない
高校球児の指導を30年近く努めていますが、私が彼らに伝えていることは基本のみ。中でも、彼らに必ず実践させているのが柔軟体操、“胸がつくまで野球をやらせない!”です。その理由はただ一つ、下半身の力を上半身に伝えるには、柔軟な股関節が重要だからと考えているからでこの点はY院長と同意見です。
教え子であり、現在プロで活躍中のダルビッシュ選手も同じ。むしろ彼にはかなり強く柔軟を指導したかもしれません。というのも、彼は高校入学時、両ひざに成長痛があり、無理をすると疲労骨折しやすい状態でした。そこで私は、彼には1年間、何もさせないでおこうかと考えました。事実、1年目は柔軟体操とプールトレーニングしかさせていません。下半身をしっかり使えれば、肩や肘を傷めることはないと考えてのことです。
その後も彼には、下半身に負担のかかる陸上的なメニューは回避していました。しかしそのおかげで、彼の下半身は柔軟性を手に入れ、皆さんご存知の通り、選抜をはじめとする数々の試合で素晴らしい結果を残してきました。そして、プロ入り後も、目立った故障もありません。むしろ、大人の体、プロの体になったこれからこそ、彼の素晴らしさが発揮されていくと確信しているくらいです。
私のピッチャー育成法は、柔軟体操に始まり、柔軟体操で終わる。これにより柔軟な下半身を手に入れる事ができるのです。つまり、一流のアスリートは、柔らかな股関節を手に入れる事が重要なのです。
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ダルビッシュの東北高校で監督だった若松監督は、九州国際大附属高校の監督になって、生徒を大野のY整骨院まで股関節の可動範囲を広げるために送り込んでいるのだという。
とにかく、私も、運動不足で凝り固まった身体の柔軟度を回復し、腰の痛みをとってもらいたいと思う。早速、今日は、治療前の身体の固さを写真に撮られた。足の開脚度も計測された。半年後にどうなっているかが楽しみだ。ただ、保険がきかないのは少し苦しいが……。
(日記 午前中、新たな紙芝居の絵を描く。ナマズとドジョウの絵だ。毎日少しずつ絵を描き貯めたいと思う。午後3時40分より、大野市のY整骨院で腰の治療を受ける。帰宅すると福井から長女が孫達を連れて来ていた。夕食後、一緒に左義長まつりを見に出かけた。)